だいぶ前に編んだ小さなポーチです。
ラベリーの無料パターン、Card Envelope からヒントを得て編んでみたものです。
最初は、パターンにほぼ忠実に編んでみました。しっくりくるボタンがなかったのでお花がボタンがわりw
このパターンの面白いところは、ふたの部分から編み始めて、途中から新たに作り目をして輪編みで底に向かって編んでいくところです。
なので、シームレスな袋ができます。
最後の伏せ止めは、three-needle-bind と言う方法を使うのですが、私はよりシームレスになるようにメリヤスはぎに変更してみました。
編み方は面白いものの、こうしたほうがいいかも?と思うところがいくつかあったので、自分なりにアレンジしてみて出来上がったものがこちらです。この写真は、ボタンをつける前のもの。
糸は 4pl のものを2本どりにして、4mmの針で編んでみました。いわゆる Marled Knitting というものですね。
蓋から編み始めて途中から輪編みで編むという方法は同じなのですが、蓋の部分にかぎ針で細編みを編みつけて、縁取りっぽくしてみました。
蓋の形も微妙に違っていて、三角に近い形(左)と、若干丸みを帯びているもの(右)
そしてこれが一番なだらかなラウンドっぽい形かも。
本体も、内側の部分の最初の数段はガーター編みのように編むことによって、メリヤスのようにくるっとなりにくいように。これは結構うまくいった気がします。
ちなみに出来上がりはこんな感じなので、ブロッキングは必須です。
裏の状態です。
輪編みなので後から閉じる必要がないのと、小さい作品なので綴じ代がごろごろしないのが利点です。
底はメリヤスはぎで、完全にシームレスのポーチが出来上がりました。
合理的でちょっと変わったポーチの編み方だったので編んでいてすごく楽しかったのですが、このサイズは小さすぎるので、あまり使い勝手が良くないことに気づきました(笑)(ティーバッグなんて持ち歩かないし・・^^;)
次に作るときはもう少し大きいサイズで作ってみようと思います。
あ、ニットのポーチって入れられるものが限られてしまうので、中布をつけるのも必須ですね。
↑こんな風に、かぎ針などのとがったものは、このまま入れると飛び出してきちゃう可能性があるので・・^^;
そして!今回の作品は蓋から編みましたが、靴下を編むときのように Judy’s Magic Cast On や Turkish Cast On を使えば、逆に底から編み始めることもできますよね。
編んでみて違いを比べるのも面白そう。
小さな作品ですが、いろいろと勉強になる作品でした^^