エストニアン・スパイラルのネックウォーマーの編み方を解説します
エストニアン・スパイラルと言う斜めゴム編みの技法を用いて編んだネックウォーマーの編み方を解説します。
ちなみにこの編み方は、日本では「エストニアスパイラル」として知られている編み方で、その命名はニットデザイナーの林ことみさんがされたそうです。なので、ここではエストニア”ン”スパイラルと呼ぶことにしたいと思います。
見た目は少し凝った感じに見えますが、編み方はいたってシンプルです。
基本の編み方は、「表目2目、掛け目、表目2目、左上2目一度」の、6目1模様の繰り返しです。
ずーーっと、この編み方で編んでいけばいいだけなので、何も考えずに編むことができてモバイル編みに最適です。編み図を読む必要もありません!
多分、今まで紹介してきたネックウォーマーの編み方のなかで、一番簡単な編み方だと思います。
簡単に出来て見栄えのいい作品なので、ぜひ多くの方に編んでいただきたいです。
ちなみに、今回は混じり毛糸で編みましたが、↑この写真のように単色を数色使って編むとまたイメージが変わります。縁に「ラトビアンブレイド」と呼ばれる、ミトンなどによく使われる飾り編みもしてみました。
こちらは難しくないのですが少し時間がかかるので、Advanced Beginner 向けかなと思います。
また、前回ご紹介したように、靴下の履き口にエストニアンスパイラルを持ってきてもいいと思います。
アレンジ次第でいろいろと使える技法なので、是非編んでみていただけると嬉しいです^^
ネックウォーマーのサイズ
縦・・・約19㎝
周囲・・・約31㎝
6目1模様なので、6の倍数の目数を増減することによって簡単にサイズ調整が可能です。
使用する道具と材料
野呂英作さんの「くれよん」・・・今回は1玉半使いました。
ユザワヤがお近くにある方は、店舗によっては今、40%引きになっているのでチェックしてみてください!(2019年12月末まで)
5㎜・60㎝の輪針・・・5本針でも編むことができますが、輪針のほうが編みやすいです。
目数リング・・・周の始まりの目印として使います。
ハサミ
綴じ針
編み方
指でかける作り目で108目作り目をして、ねじれに気を付けながら輪にします。
続けて、エストニアン・スパイラルを編んでいきます。
「表目2目、掛け目、表目2目、左上2目一度」を、好きな長さになるまで繰り返していきます。
今回は43周分編みました。
以上です。とっても簡単ですよね!
ちなみに今回は、色の出方を調整するために糸を途中で切って、使いたい色の部分をつなげて編みました。
野呂の毛糸で編むと、編みたてはこんな感じでくるんとなった状態になります。
気になる方は、ブロッキングをして編地を落ち着かせるといいと思います。
ちなみに前回の記事でも少し触れましたが、野呂の毛糸はグラデーションがきれいなのですが、糸そのものの質感は、だいぶごわついている感じがします。ブロッキングをすると多少ソフトにはなるのですが、メリノウールのような柔らかさはないです。
この辺、気になる方は気になるかもしれないな~と思いました。チクチク系がダメな方はダメかも^^;
その場合は、別の毛糸で編むことをお勧めします。
簡単に編めて使い勝手がいいネックウォーマーなので、是非、お好きな毛糸で編んでみてくださいね^^