細編みポーチの編み方
(ほぼ)細編みのみで編むポーチの編み方動画を、YouTube にアップしました。
初心者の方でも編めるように丁寧に説明したので、説明が長いと感じる方は飛ばしながら観ていただけると嬉しいです。
ここでは、動画ではお伝えしきれなかったアレンジに関することなどをお話ししようと思うので、興味のある方は続きをどうぞ。
糸について
基本的にはどんな糸でも編めるのですが、今回私は、「ZARA」と「Brando」と言う糸を使用しました。
動画でもお伝えしたのですが、エクストラファインメリノの糸で、普通の糸よりよりが甘く、弾力がある糸です。
この糸できつめに編んだら、「いかにも毛糸で編みました!」と言った感じがあまりしない作品に成って、すごく気に入りました。
お値段がネックですが色数も豊富でいろいろな組み合わせが楽しめるので、推奨できる糸です。
2種類の編み方について
動画でご紹介した編み方は、四角底を編んで側面を編む方法ですが、↑こちらのものは、マチなしの平ら長方形を編んでから、あとで内側にマチの部分を三角に折って仕立てたものです。
その際の目数は、鎖28目+立ち上がりの目1目からスタートで、両サイドで1目ずつ増し目をし、輪で編んでいきます。
好きな長さまで編めたら、模様編みをします。(この部分の編み方は動画でご紹介したものと同じです。)
底の両サイドを三角形に折って、お好きな深さのマチを作ります。
最後にファスナーをつけて完成です。
この編み方は、四角底の編み方を知らなくても簡単に編める一方、編んだ後にマチを作らなくてはいけないのが少し面倒です。
でも、底の長方形のラインがきれいに出るので、見た目的にはこちらの編み方で編んだほうがきっちりした感じのポーチになります。
サイズ変更の方法について
6目1模様なので、6の倍数の目数であればどんな大きさでもきれいに模様がつながります。
底の増し目は最初の段は2目、以降は1段ごとに8目増えていくので、最終的な数が6の倍数になるように計算して編むとよいと思います。
例えば、目数は今回の例と同じ60目のままで、底をもう少し浅くしたいと思ったら、鎖17目からスタートすると、最初の段は17×2+2=36目※、以降は44、52、60となります。
※17目スタートで往復編みをするので×2、そして端の増し目2目を足すと36目になります。
底の一番少ない目数は5目で、底から4目ずつ増やした数の鎖編みから始めると、全体の目数が6の倍数になります。
このことを覚えておくと、好きなサイズで編むことができます。
また、今回はファスナー付きポーチを作りましたが、丸底で編んで巾着ポーチなんかにしてもかわいいかなと思います。
色々と試してみていただけると嬉しいです^^
これは蛇足ですが、ポーチにする場合、模様の段数が少ない場合は片面に来る模様が奇数から始まったほうがおさまりがいいかなと思います。
例えば、60目だと片面30目で、30÷6=5模様と奇数ですが、48目だと片面が24目で、24÷6=4模様と偶数になります。
個人的には、(作る模様の数によりますが)一番下の模様は奇数始まりのほうがいいと思うので、その点も考えながら編んでいました。
後、例えば66目は6の倍数で模様がつながりますが、2で割った時の数33は6で割り切れないため、半分に折った時に模様が中途半端な位置に来てしまうので避けたほうがきれいに仕上がります。
丸形の作品を編む場合などは無視して大丈夫です。
こんな感じで、簡単ではありますが動画の補足についてでした。
底の増し目以外は全て細編みで編める簡単な作品なので、是非お好きな糸と色でたくさんの方に編んでいただけたらと思います^^
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