Turkish Cast On の作り目と、つま先の増し目の編み方(M1R、M1L)~Foot まで
前回の続きです。
https://cosythings.introvertful.com/how-to-knit-toe-up-socks-01/
採寸ができたので、いよいよつま先から編み始めていきます。
編み方をすぐに知りたい方は、一番最後に動画がありますのでご覧ください。
作り目・・・Turkish Cast On
作り目の方法はいろいろあって、私の最近のお気に入りは Judy’s Magic Cast On ですが、今回はより簡単な Turkish Cast On をご紹介します。
https://cosythings.introvertful.com/provisional-cast-on-methods-for-toe-up-socks/
↑以前、つま先の編み方の比較をしてみたので、こちらもよろしければ参考にしてみて下さい。
つま先の幅は、足囲の約4分の一の長さになるようにすることが多いです。
私の場合、計算で出した足囲が18㎝なので、約4.5㎝前後になるように、片側14目または16目(全体で28または32目)で始めることが多いです。手が緩めの人は12目でもいいかも。
また、このときの目数は偶数にしておくと、後々計算が楽です。
作り目ができたら、1段ごとに両サイドの1目内側で増やし目をしてつま先を形作っていきます。
つま先の増し目・・・M1R、M1L
編地の向かって右側は M1R(Make 1 Right/右に傾いた増やし目)をし、左側は M1L(Make 1 Left/左に傾いた増やし目)をします。
※所謂「ねじり増し目」ですが、日本でセーターを編むときなどで、袖下の増やし目で行うねじり増し目と左右が逆になることに注意です。
実際のやり方は、動画をご覧ください。
このようにしてつま先を編んでいきますが、つま先の長さが前回の計算で出した長さ(私の場合は4㎝)、幅が足囲の2分の1(私の場合は約9.5㎝)になるまで編んでいきます。
この際、つま先と足囲が同時に指定の長さになった場合はそのままでいいのですが、つま先が指定の長さになる前に足囲が指定のサイズになる場合や、その逆の場合は少し調整が必要になります。
☆パターン1:つま先の長さが指定の長さになる前に幅(足囲の2分の1)が指定の長さになった場合☆
→足囲が指定の長さになった時点で増やし目をストップして、つま先が指定の長さになるまで普通に編む。後ほどかかとを編む直前に同じ段数分だけプラスするため、このときに増し目なしで編んだ段数を覚えておく。)
☆パターン2:幅が指定の長さになる前につま先の長さが指定の長さになった場合☆
これは、作り目を少ない数で行った場合、つまり、つま先が深いタイプの靴下を編むときに起こりうることです。
→そのまま足囲が指定の長さになるまで増やし目をしながら編み続ける。足囲が指定の長さになった時点でつま先からそこまでの長さを測り、つま先の指定の長さと、実際の長さの差の2倍を足(Foot)の部分から差し引く。
ちなみに私が今回編む靴下はパターン1に当てはまり、つま先が4㎝になる前に足囲が指定のサイズになってしまうので、メリヤス編みを+3周編み、ここまでをつま先にカウントします。
同時に、かかとも普通に編むと4㎝より短くなってしまうので、足(Foot)に続けて同じ分(3周)メリヤス編みを余計に編みます。
文章にすると少しややこしいので、動画をご覧いただいたほうがわかりやすいかも^^;
とにかく最初に出したサイズ通りに編めればいいわけなので、あまり難しく考えなくても ok です!
Foot・・・計算で出た長さまでひたすら表編みで編む
このようにつま先が編めたら足(Foot) に入っていきます。最初の段にステッチマーカーを刺しておくと、段数を数えるのが楽です。
足(Foot) はメリヤス編みをぐるぐると編んでいくだけなのですが、どのくらいまで編むかを知るためには、計算で出した長さを確認します。
編地が Foot の長さまで編めたらストップです。
私の靴下の場合は、Foot が12.5㎝なので、つま先の終わりから測って12.5㎝の長さまで編めたらかかとを編み始めるタイミングになります。
このとき、足(Foot) の段数を記録しておくのを忘れないでください。(もう片方も同じ長さに編むため。)
こんな感じで、足まで編めました!
次はいよいよ靴下編みの要(?)であるかかとの編み方、特にドイツ式引き返し編みを使ったかかとの編み方をご紹介します。