このページで分からないと嘆いていた Annis Shawl の伏せ止めの方法が、ついに分かりました!忘れないうちにメモしておきたいと思いますφ(..)
アニスの最後の段、伏せ止めの方法には、
BO Row [WS]: [P2tog, sl st from right needle back to left needle] until all sts have been bound off.
と書いてあるのですが、英文パターンで初めて編んだ私にとっては、まず略語から解読する必要がありましたw
そこで活躍したのが、こちらの本です↓
西村知子さんの、英文パターン解説本。(この本は本当に素晴らしいです!)
それによると、
BO = Bind Off = 目を伏せる
Row=段
WS = Wrong Side =編み地の裏側
P2tog=perl 2 stitches together=裏目の左上二目一度
Sl st=slip stitch=目を編まずに右の針に移す
なので、 [P2tog, sl st from right needle back to left needle] は「裏目の左上二目一度をして、その目を右の針から左の針に移す」と言う操作をするのですが、私がつまずいたのは、次の “until all sts have been bound off. “と言う言葉。
これ自体は、「全ての目が伏せ止めされるまで」と言う意味ですが、伏せ止めされるまでどうするのかが分かりませんでした。
で、しょうがないから “P2tog, bind off” とYouTubeで調べてみたら、こんな動画を発見↓どうやらこれっぽいと分かる。
そして、もう一度説明をよく読んでみると、
[P2tog, sl st from right needle back to left needle] until all sts have been bound off.
と、 [括弧] がついていることに気がつきました。
そうなんです! until all sts have been bound off.は、括弧全体にかかっていたのです!
つまり、括弧の中の作業を、全ての目が伏せ止めされるまで繰り返すと言うこと。
なので、裏目の左上二目一度→できた目を左針に移して、また裏目の二目一度→移して・・・を繰り返すだけでよかったんですね!よく読めばすぐに分かる、凄く簡単なことでしたw
(そしてこの括弧は、繰り返しの意味だと、ちゃんと西村さんの本にも書いてありました。(p.106) )
ちなみに、通常の「裏目の伏せ止め」は、このP2tog bind offとは少しやり方が違うので注意が必要です。
裏目で最初の2目を別々に編んで、最初に編んだ1目めを2目めに被せる→以降は1目編んで前の目を被せるの繰り返しが、普通の伏せ止めみたいです。表目の伏せ目の逆バージョンですね。
いやー、勉強になりました!疑問が解決してスッキリです^^
そして、この方法で伏せ止めをして出来た私のアニスショールがこちらです。↓
肝心の伏せ止め部分が写ってないというw
こちらです。
先ほどの動画によると、この P2tog Bind Off は、通常の伏せ止めよりきちっとした伏せ止めをしたいときに使う方法だそうです。確かに、引っ張っても伸びない、しっかりとした仕上がりになっています。
アニスショールの解説にも、「きちっとした伏せ止めが望ましい」と書いてあるので、この伏せ止めを採用してるのだと思います。
伏せ止めひとつとっても、色々なやり方があるんですね。本当に、編み物って奥が深い!
https://cosythings.introvertful.com/annis01/
↑完成品はこちらです!