グラニースクエアを編むときに重要なポイントとなる、毛糸とかぎ針のサイズの関係性
編み物では針と毛糸のサイズによって、出来上がる作品の風合いや肌触りが違ってきますよね。
グラニースクエアのモチーフを編むときも同様に、どんな作品に仕立てるかによって、使う毛糸と針のサイズをよく考えて編むことが必要だと感じています。
そこで今回は、並太と中細の毛糸をつかって、いろいろなサイズの針でグラニースクエアを編み、編地を比べてみました。
使用糸は今回もユザワヤの「マンセル」シリーズ。
並太の糸で編むときに推奨されているかぎ針のサイズは、5号~6号、中細の糸では2号~3号でした。
まずは並太からです。このグラニースクエアの編地は、左から、5号、6号、7号の針と並太の毛糸で編んだグラニースクエアです。
5号で編んだものは、約9㎝。
6号で編んだものは、9.5㎝。
そして7号で編んだものは10㎝でした。
(編む人によって若干サイズは違ってきますが、私の場合はこんな感じです。)
一番小さいものと大きいものを比べてみると、こんな感じです。
サイズの違いに加えて、触ってみると、当然ですが大きいもののほうが毛糸がふんわりしていて、肌触りが柔らかいです。
見た目からも一目瞭然ですね。
そしてこちらは、中細の糸で編んだグラニースクエアです。
左から、3号、4号、5号、6号の針で編んでみました。(推奨の2号は小さすぎだと思ったので使いませんでした。)
こちらも見た目とともに、触り心地にかなりの違いがあります。
大きいサイズの針で編むとふんわりとした編地になるのはいいのですが、全体的に穴も大きいのが分かります。(そして、以外にも編みにくさがありました。)
何を作るかによって使う針のサイズを変えて編む
例えばブランケットや洋服を編む場合、小さめの編んだグラニースクエアのモチーフを使って作ると、かための作品に仕上がります。
身に着けるものなので、ちょっと肌触りが良くないかも。大きめの針で編んだグラニースクエアを使ったほうが、ふんわりとした柔らかいブランケットや洋服に仕上がると思います。
では、グラニースクエアでポーチや巾着を作る場合はどうでしょうか。
中に物を入れて使うという用途があるので、編地はかっちりしていたほうがいいですよね?なので、この場合は小さいサイズで編んだモチーフを使うのがいいと思います。
このように、作りたい作品によって針のサイズを変えて編むということを意識すると、より作品の完成度が高まるのかな~と言うことを、最近実感しています。