今回はいつにも増して写真多めで失礼します^^;
エストニアを後にして、2か国目。今日からラトビアのお店のお話になります。
SENĀ KLĒTS は、ラトビアの首都リガにある、民族衣装を中心に取り扱うお店です。お店の奥は狭いながらも、60種類の民族衣装がずらりと並んだ小さな美術館のようになっています。
ですがなんと言っても、お店に入ってまず目に飛び込んでくるのは、このミトンの山!
壁一面のミトン!
それぞれのミトンにはラベルが貼られていて、エストニア同様、どの地域で編まれたものかがわかるようになっています。
壁のミトンはディスプレイ用ですが、ここにあるミトンは販売されています。中にはディスプレイされているものと同じ柄のミトンもありました。
お値段は60€~とやはり少しお高めです。それでも、この仕上がりのすばらしさを考えたら安いくらいだと個人的には思います。
エストニアのミトンよりさらに細い糸・針で編まれているようで、実際に身に着けても温かいんだろうな~と言うのが想像できます。(もったいなくて使えないけど!(笑))
そして模様がとても緻密!これはもう、単なるハンドメイドではなく芸術作品と言ってもオーバーじゃないレベルですよね~!!(このセリフ、タリンの民族衣装のお店の日記でも言った気がする(笑))
それでいて、機械編みととは違う温かみを持った作品に仕上げられているな~と思いました。
ハンドメイドって、よほど上手じゃないと野暮ったさが強く出てしまいますよね。(勿論そこがハンドメイドのいいところでもあるのかもしれないけど・・・。)
でも、ここまで素敵に仕立てられていたら、ハンドメイドに対してあまりいい印象を持っていない人でも納得してくれそう。
私もここまできれいに編めるようになるのが目標です!
全体のすばらしさもそうですが、細部もすごく気になります!(ニッターならそうですよね?(笑))
↑右側の装飾、確か「ラトビアンブレイド」みたいな名前でずっと前の毛糸だまに紹介されていたような・・・。私はそれを見て、ラトビアのミトンに興味を持ちました。
そこの部分を縄編みをしちゃうところがすごい!
ここらへんなんかは、エストニアのミトンとかなり近い感じ。
でも、ここまで細かい図案はやっぱりラトビア特有なのかな~と思いました。
このお店にはミトンのキットは売っていませんが、ラトビア産の毛糸は販売していました。
伝統模様のデザインとその意味が書かれたポストカード。なんと日本語バージョンもありました。
関連本もたくさん。本屋さんで見かけるより魅力的な本が多く、充実していました。
ミトンを十分堪能した後はいよいよ、お店の奥の民族衣装のコーナーに足を踏み入れました!
一口にラトビアの民族衣装と言っても、地域によって結構差があることが見て取れます。
これはかなりシンプルな感じ。ドラクエとかに出てきそうな衣装ですw
この後行くリトアニアの民族衣装と比べると、力強さを感じるデザインだと思いました。リトアニアは可愛らしいと言う印象が強かったのですが、ラトビアはすごくしっかりとした感じ。そこらへんはドイツの影響なのかな・・・?(あくまでも私の中のイメージです(笑))
でもこのハート模様?はかわいい。
ラトビアの飾り紐。紐状の装飾品は、バルト三国ではどの国でも見かけました。
そしてこの店ではもちろん、民族衣装も販売しています。
こちらは夏服かな?
ラトビアでは毎年夏にフェスティバルがあって、その時に民族衣装を着て踊る人もいるとか。
ふと疑問に思って、結婚式で民族衣装を着るひとは多いんですか?と聞いたら、やはりここでも「西」の影響で、白いウェディングドレスを着る人がほとんどだそうです・・・。
もちろんそういったドレスも素敵だけど、私がラトビア人に生まれてたら、絶対に民族衣装で結婚式を挙げたい!・・・なんて思ってしまった^^;
布の取り扱いもありました。
民族衣装は無理でも、ラトビアの伝統柄で小物なんかを作るのもいいかも。
ところで、このお店は2つの部屋に分かれていて、左側の部屋では、ラトビアの伝統をモダンにアレンジした商品を取り扱ってます。
こちらもなかなか興味深かったのですが、私的にはちょっとモダンすぎてあまり面白みがなかったので、ぐるっと一周して元の部屋に戻りました(笑)
あ、でも伝統柄で作られた小物入れは気になりました!
ラトビアの国旗のタグがポイントになっているところが素敵^^
SENĀ KLĒTS は、インスピレーションを求めるニッターはもちろんのこと、ラトビアの民族衣装に特に興味がない人にもぜひ訪れてもらいたい場所です!
リガ観光の目玉の一つに数えてもいいくらい魅力的なお店です^^
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