クチュリエのニードルポイントのポーチを作ってみました。作ってみて感じたコツや感想など。
クチュリエのモニターに参加して、フェリシモ 北欧の花と実を描く テキスタイルみたいなニードルポイントポーチの会 の106番(ナノハナ)を作ってみました。
私は今回初めてニードルポイントに挑戦してみたのですが、作っていて感じたことや作り方のコツなどを書き留めておこうと思います。
「ニードルポイント」とは?
「ニードルポイント」は、格子状の布のマスを、毛糸で斜めに刺して埋めていく技法です。
常に同じ方向に刺しゅうするので、技術的にはそこまで難しくありませんでした。
どのマスを何色で刺繍するかさえ間違えなければ後は同じ動作の繰り返しなので、あまり難しいことを考えずに作業に没頭できるのが楽しい手芸だと思います。
このようなメッシュの生地に刺していくので、指先に力を入れずにすすっと刺繍できるのもポイントです。
「北欧の花と実を描く テキスタイルみたいなニードルポイントポーチの会」のキット内容
他のクチュリエのキット同様、製作に必要なものはほとんどそろっています。
【キット内容】
- 刺しゅう用毛糸(5色)
- 刺しゅうネット
- 外布
- 内布
- 接着芯
- ファスナー
- 刺しゅう針
【自分で用意するもの】
- ハサミ
- 定規
- チャコペン(水で消えるタイプ・消えないタイプ)
- アイロン
- アイロン台
- まち針
- 手縫い針(私はキットの刺しゅう針で代用しました)
- セロハンテープまたはマスキングテープ
- あて布
- 綿棒(私は未使用)
- しつけ糸(私は付属の毛糸で代用しました)
です。
チャコペンは、できれば時間が経つと消えるタイプと消えないタイプの両方を使ったほうがいいと思います。
と言うのも、最初は↑このペンタイプのものだけを使っていたのですが、時間が経つと自然に薄くなってしまって、せっかく書いた線が見えなくなるということを経験したので・・・^^;
なので、時間がたっても消えないように、枠線は鉛筆タイプのチャコペンで書きました。
作り方(下絵→刺しゅう→仕立ての順に進めていきます)
刺しゅうをしていくメッシュの布には下絵が描かれていないので、自分で刺す位置を描くところから始めます。
これ、最初はめんどくさそうだな・・・と思ったのですが、作業自体は難しくなく、四角に線をひいていくだけなので、時間も思ったほどかかりませんでした。
ただ、マス目がずれると必然的に図案もずれていくので、ここは間違えないように丁寧に行うことが大切です。
図案を書き写したら、メッシュがほどけてこないようにマスキングテープで保護します。
ここまで出来たらアタリを参考に図案を写して、刺繍をしていきます。
1模様ずつ刺していく方もいれば同じ色の部分だけ一度に刺していく方もいれば、下絵を一気に描いてしまってから刺繍を始める方法もあるそうですが、あまり決まりはないみたい。
自分がやり易いやり方で行うといいと思います。ちなみに私は枝を基準にしたほうが間違いにくいかなと思って、枝→花の順に刺していきました。
先の細いペンタイプのチャコペンを使うと、細かい図案を写しやすくておすすめです。
最初はマス目を数えるのが細かい作業だな~と、途中ダレそうになりましたが、このように模様が現れてくると嬉しくて気分が上がってきました(笑)
細かい部分を刺し終わったら、青の糸で背景をひたすら埋めていきますが、「立体刺し」と呼ばれるリボンの部分は一番最後に刺すので、その部分は開けておきます。
マス目が多いので結構時間がかかりますが、何も考えずにひたすら隙間を埋めていくのは意外と苦になりませんでした。
刺しゅうするとき、絡まっていない状態で刺繍すると下地が見えずにふっくらと仕上がります。
ニードルポイントは技法自体は難しくないのですが、この点を気を付けるだけで見栄えが違ってくるので、糸の状態に注意しながら刺繍することが大切だと思いました。
最後はリボンの部分を刺繍します。一見難しそうに見えますが、目を飛ばして規則的に刺していくだけなのでこちらも意外と簡単。
こんな感じで、刺繍し終わりました~!
糸は結構余ったので、失敗してもやり直しがきくと思うと安心です。
裏側はこんな感じ。上手い人はもっときれいに刺繍できると思うのですが、初めてなのでこんなものでしょうか。
ちなみにきちんと計ってはいないのですが、隙間時間に少しずつ進めて、ここまで1週間くらいかかりました^^;
達成感、ハンパないです(笑)
刺しゅうができてしまえば、ここからは一気に仕上げられます!
型紙に合わせて布に線を引いたら、まずはファスナーと刺しゅう布を縫い合わせます。
私はマチ針で仮止めするだけではうまくいかなかったのですが、しつけをして縫い合わせるとやり易さが格段にアップしました。
少し手間ではありますが、苦手な方はぜひこの方法を試してみてください!
こんな感じで、ファスナーが付きました。
同時に裏側の布にも付けたら、側面とマチ、底を縫っていきます。(中布も同様に作る。)
手縫いでもミシンでもいいのですが、ミシンのほうが丈夫に仕上がるそうです。私はミシンを使用しました。
ここまで来たらあと一歩!
中布を表布にかぶせて、ファスナー口を縫い合わせます。
そして完成~!大きさは縦約13㎝、横16㎝、まち6㎝ です。
中はこんな感じになっています。ファスナーの部分のたてまつり縫いがあまり上手くありませんが、慣れていない私でもなんとかなりました^^;
ちなみに、このようにメッシュの部分が見えてしまっても・・・
このように、あとから目立たなくさせることができるので大丈夫。
これで気にならなくなりました。
このポーチは「コスメポーチ」と言う名前がついているように、化粧ポーチとしてちょうどいいサイズになっているので、さっそく使ってみようと思います♪
時間がかかる作品だっただけに、出来上がった作品を見ると達成感でいっぱいになります(笑)
小花とリボンの組み合わせも可愛いし、ニードルポイントの技法も学べて、とても満足度の高いキットでした。
キットを作り終えてみて感じた、このキットの特徴
さて、こんな感じでフェリシモ 北欧の花と実を描く テキスタイルみたいなニードルポイントポーチの会 が完成しましたが、上で書いた作り方のコツとは別に、ここからは私が感じたキットの特徴や感想を書きたいと思います。
ニードルポイントの技法は難しくないけど、時間がかかる
ニードルポイントは、似たような感じのクロスステッチや刺繍、編み物に比べて技術的には初心者でもある程度きれいに作ることができると思います。
でも、刺繍に思ったより時間がかかりました。
ただひたすらマスを埋めていくのは私には楽しい作業でしたが、単純作業が苦手な方にはつらいかも(汗)
それでも、模様が浮かび上がってくるくらいまで刺繍が進むと嬉しくなって、そこまで進めると完成は早いと思います^^;
ポーチの仕立て方もそんなに難しくない!
私は布小物を作ることがあまりないので裁縫は得意と言うわけではないのですが、そんな私でも、説明書を読んだらある程度きれいにポーチを仕立てることができました。
ミシンがあれば手縫いの部分はファスナー付けだけなので(慣れている人はここもミシンでできるかも!)、仕立てにかかった時間は刺繍に比べて10分の1くらいでした(笑)
ニードルポイントをやってみたい、初心者の方にもおすすめのキットです
手芸のジャンルにはいろいろなものがありますが、今回初めてニードルポイントの作品を作ってみて、意外に難しくないことがわかりました。
刺しゅうする面積が広いので根気は必要ですが、出来上がるまでの過程を楽しみながら、技法も学べて、(しかもかわいいポーチが手に入る!)キットだと思います。
このキットは全6回のキットになっていて、ほかにもいろいろなパターンがあるので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね!
フェリシモ 北欧の花と実を描く テキスタイルみたいなニードルポイントポーチの会
↓リサ・ラーソンとのコラボのキットもありました。こちらは全ての会で立体刺しの技法が学べるそうです。
フェリシモ クチュリエxリサ・ラーソン ぷっくり立体刺しのかわいいニードルポイントポーチの会
https://cosythings.introvertful.com/couturier-embroidery-kit-for-beginners/
↑フェリシモの初心者向け刺繍キットのレポも、ぜひご覧ください^^
10月頃から 貴ブログを拝見させていただいております。手芸大好きです。フェリシモの基本の刺繍を見て 7年くらい前にフェリシモをやった事を思いだし 急にやりたくなり青木和子さんのバッグと ニードルポイントを始めました。今回のブルーのナノハナ 今やってます。たくさんの写真 とても参考になりました。ありがとうございます。
山梨さん
初めまして!コメントありがとうございます。
お返事が遅くなってしまってすみません。ここ数日、諸事情でブログ更新ができずにいました。
刺しゅうを再開なさったんですね!青木さんの刺繍、とても有名&素敵すよね~!
あの繊細さに憧れます・・・。
ニードルポイントの記事も参考になったと言ってくださり、とてもうれしいです。
私にとっては初めてのニードルポイントでしたが、作っている途中でこうしたらやり易いかな~と言うことを書いてみました。
つらつらと書き留めただけなので、読みにくい部分があったらごめんなさい^^;
作品自体はかなりいい感じに仕上がって大満足です♡