簡単に編めるトップダウンのラグランセーターの編み方(ネックからヨークまで)
前回に引き続き、簡単なラグランセーターの編み方を解説していきたいと思います。
https://cosythings.introvertful.com/how-to-knit-an-easy-raglan-sweater-01/
↑初回はこちらからどうぞ。
ネックの編み方
5㎜・60㎝の輪針を使って、メリノウールの糸を2本どりにして1目ゴム編みでネックを編んでいきます。
① 指でかける作り目で作り目を60目行い、最後の目のすぐ後に目数リングをさします。
② 輪にして、1目ゴム編みを8周編みます。
ネックの部分の完成です。
ラグラン線の増し目(ヨークの編み方)
ネックが編めたら針を6.5㎜のものに変えて、2本どりにしていたメリノウールの1本をハサミでカットし、フラッフィーモヘアを新しくつけて引きそろえ、表編みを1周編みます。
その際、↑上の画像の通りに、目数リングを差し込みます。リングとリングの間の2目はラグラン線になり、この数はヨークの終わりまで常に2目のままです。
増やし目の方法はいろいろありますが、今回は、最初のリングの右隣で Make 1 Right、2つ目のリングの左隣で Make 1 Left と言うねじり増し目を行います。
増やし目の周の次は、表目のみで編む周を1周編みます。
以降、増やし目ありの周と表目のみの周を交互に繰り返し、後ろ・前身ごろの目数がそれぞれ54目、右・左袖の目数がそれぞれ40目になるまで編んでいきます。
(最後は表目だけの周で終わり、目数にはラグラン線の数は含みません。)
詳しいやり方は動画をご覧ください。
身ごろに高低差をつける
ヨークを編み終わった時点で、↑このような目数になっているはずです。
この時点では、前後左右がすべて同じ大きさなので、前身ごろ側の首元が後ろ身ごろより下がるように、後ろ身ごろ側を往復編みで数段編むことによって前後の高低差を作ります。
写真の状態から左側に向かって、最初のラグラン線を示すリングの、次の目まで表編で編みます。
編地を裏返して、裏編みで反対側のラグラン線を示す目数リングの次の目まで編みます。
これを全部で6回(あと4回)繰り返します。
(最初の目は滑り目にします。)
するとこのように、ネックの部分に高低差ができます。
こうしてみると、ネックの部分が少しきつめに見えますが・・・↓
ブロッキングをすると↑ここまで伸びるので、この程度の高低差で大丈夫です。
袖と身頃の目を分ける
後ろ身ごろの往復編みができたら、身頃と袖の目を分ける作業に入ります。
まず、中央のリングから左に向かって編み進めます。最初のラグラン線を示すリングの、次の目まで編みます。
次の目から、反対側のラグラン線を示すリングの次の目までが右袖の目なので、その目を別糸に休ませておきます。
続けて、両側のラグラン線2目を含む前身ごろの目56目を編んで、左袖も右袖同様に、目を休ませておきます。
最後に、ラグラン線1目+後ろ身ごろの半分28目を編んで、最初のマーカーまで戻ったら1周目の完成です。
このようにして、袖と身ごろの目を分けるところまで来ました。
次回は、袖と身ごろを編んで、ブロッキングをしてセーターを完成させるところまで解説していきたいと思います。
ここまでの編み方をまとめた動画はこちらからどうぞ (YouTubeに飛びます)
My Cup of Tea様
とても解りやすい記事と動画、ありがとうございます。
拾い目大嫌いなので襟から編めるトップダウンの方法、嬉しいです。ありがとうございます。
背中だけの往復編みで前後の差が形成できるんですね。
今編んでるサマーセーター(着れるのは来年(笑))が終わったら、早速ウールのセーターでトライします。
sakuraminime@ravelryさん
初めまして!コメントありがとうございます。
そうなんですよ~!この編み方だと、正真正銘の「トップダウン」になりますよね。
(あとから戻って首を編むことがないので。)
袖の編み方の動画の公開が遅れていて申し訳ありません(汗)
もうしばらくお待ちいただければ嬉しいです^^
よもぎさん、初めまして。
拝見していて編み物の世界にぐんぐん引き寄せられています。
こんな風に自由自在に編むことができたらどんなに楽しいか!
過去記事になりますが、イチゴの巾着もすごく可愛いですね。
還暦過ぎても、好奇心旺盛のおばちゃんです。是非編んでみたいです。
よろしかったら、編み図を公開してもらえませんか。
きょうこさん
初めまして!コメントありがとうございます。
編み物の世界は奥が深いですよね~!
私なんてまだまだ自由自在に編める境地に至っていませんが、
イメージ通りの作品が編めたときはとても嬉しくなります。(なかなか難しいですが・・・^^;)
イチゴの巾着は、棒針編みのものでしょうか?それともかぎ針編みのものでしょうか?
棒針編みのものは、ラベリーに英語のパターンがありますよ!
このページにリンクが貼ってあります。
かぎ針編みのほうは適当に編んだものなので、正直詳しく覚えていないんですよね・・・^^;
ブログ記事に簡単な編み方を書いているので、それを参照していただければと思います。
よもぎさん、早速のご返答をありがとうございます。
イチゴの巾着は棒針編みと鉤針編みの二つの方法がありましたね~
どちらも可愛いのですが、鉤針編みの方に強く惹かれました。
グラニースクエアの座布団カバーやひざ掛けを明治生まれの祖母がよく編んでいました。永遠のパターンですね。
よもぎさんの写真をがん見しながら編んでみます!zisinnnaikedo