こぎん刺しとムーミンに導かれて
もう3年も前のことになるのですが、青森県は弘前市と青森市に2泊3日の一人旅をしました。
旅の主な目的は、こぎん刺し発祥の地として有名な弘前市にある「弘前こぎん研究所」をたずねてこぎん刺しを体験し、弘前市立博物館の企画展、「KOGIN」を見学すること。そして、青森県立美術館でちょうど開催中だった、「フィンランドのくらしとデザイン - ムーミンが住む森の生活展」を見ることでした。
ハプニングもありましたが、とても充実した、記憶に残る旅でした。今回は、私が青森で出会った素敵なものについてのお話をしたいと思います。
こぎん刺しがしてみたい!
私がどのようにしてこぎん刺しに興味を持つようになったのかは、実のところあまり良く覚えていません。
ふと思い立ってインターネットで「こぎん刺し」と検索をしたところ、ちょうど弘前市立博物館でこぎん刺しに関する企画展が開催されていることと、「弘前こぎん研究所」と言うところでこぎん刺しの体験が出来ることを知り、この機会を逃す手はないと思ったのが、今回の旅の始まりでした。
はやぶさではなくはやてで新青森まで行きます!
「弘前こぎん刺し研究所」
こちらが、「弘前こぎん研究所」です。この建物は国の登録有形文化財に指定されているそうです。
こぎん刺しの着物を着たお人形さんがお出迎えしてくれました。
こちらでこぎん刺しの体験が出来るのですが、私はラッキーでした。と言うのも、本来なら一人のみの体験は受け入れていないそうなのですが、その時期はあまり忙しくないと言うことで、体験させていただけることになったからです。
マンツーマンで手取り足取り教えていただいたのですが、コツをつかむまでは大変でした。時間内に終わらせることが出来ず、残りはホテルに帰って完成させました。
そういえば教えていただいてる間、テレビ局の人が取材に来ていたんです!壇れいさんがナビゲーターの番組で、こぎん刺し研究所が紹介されるとのことで、その打ち合わせを隣でしていました。どんな番組だったのか観たかった!
体験後は建物を見学し、こぎん刺しのコインケースのお土産まで頂いてしまいました。その後は時間が余ったので弘前公園へ行くことに。
みかみ工芸
弘前公園へ向かう途中、「みかみ工芸」と言うつる細工の製作・販売を行っているお店に立ち寄ったのですが、写真を撮り忘れてしまったため、お店の写真がないのが残念!そのかわり買い求めたお土産の写真をアップします。
オーナーがつる細工についての興味深いお話をすごく熱心にしてくださいました。そのなかで、お店で売っている真新しい作品と、それと同じ形で使い始めて30年ほど経っているものを見せていただいたのですが、比べてみると色がぜんぜん違うんです!使い込んだつる細工品は色に深みが増していて、使えば使うほど味わい深いものになるとは、こういうことを言うのだな~と、納得。
そういうものを実際に見るたびに、ひとつのものを長く大切に使い続けることに、憧れを抱きます。なかなか簡単に出来ることではないですが・・・。
この持ち手のところが特にお気に入り。お菓子教室の先生は、こういうかごに卵を入れて保存していました。そんな使い方もありですね!
弘前公園
みかみ工芸をあとにして、弘前公園についたのは夕方でした。
人がほとんどいなかったので、貸切のような感じでしたw 桜の時期はきっと大賑わいなんだろうな。
その後しばらく公園内を散策したのですが、日が暮れてきたので食事をとり、その日は早々にホテルに戻りました。
明日は、弘前市立博物館の「KOGIN」展と、私が行った弘前の街の観光名所についてお話したいと思います。
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