ロンドンでは、チャリティーショップやアンティークショップ、カーブーツセールだけでなく、街中でも Yarn Bombing と呼ばれるストリートアートの作品としても、グラニースクエアをたくさん見かけました。

↑例えばこの作品は、チャリティーショップで見つけました。クッションカバーなのですが、大胆な配色と鮮やかな色遣いが新鮮ですよね。

こちらはアンティークショップで売られていたグラニースクエアのブランケットの数々。

これなんかはとてもカラフルです。

自分では思いつかない色遣いを見るたびに、新しい発見があります。

同じ模様でも配色やつなぎ方次第で全く違った雰囲気の作品を作ることができるので、グラニースクエアは飽きません^^

こちらは、Euston と言う駅の近くの広場にあった木に巻き付けられていたグラニースクエア。

蛍光カラーの黄色の使い方がいいアクセントになってると思いませんか?^^

そして、ここからはカーブーツセール(フリーマーケット)で見つけたグラニースクエアです。行くたびにいろんなお店で発見するくらい、ポピュラーな商品のようでした。

グラニースクエア自体はあまり状態のよくないものなどもありましたが、作品作りの参考になりそうなものが多かったです。

例えばこのブランケット。つなぎの糸は黒(もしくは茶色?)ですっきり感と統一感を持たせていますが、フリンジの部分にはカラフルな色を使うことによって、編地に変化が生まれていると思いました。

私、こういうの好きなので、いつか自分の作品にも取り入れてみたいと思っています。

これはつなぎ方が面白い。

モチーフの一部がほどけていますが・・・よく見ると、黄色の糸で2段目(青)の目がほどけないように拾ってあるので、修復は可能ですね。

でも修復って、一度やってみたことがありますが結構めんどくさいですw

こちらの作品も、相当古そうな作品です^^;

写真にははっきりと映っていないのですが、コーナーの部分に毛糸で作ったコード(私がいちごのポーチを作った時に作ったものと同じようなもの)が縫い付けられていて、それがいい味出していました。

コーナーのタッセルもかわいいですよね。

こちらは新品のグラニースクエア。(表裏逆だけどw)

お店の人にお話を伺うと、彼女のお母さんが編んだものだということでした。

ロンドンにはカムデンマーケットと言う有名なマーケットがあるのですが、以前はそちらで売っていたそうです。

とてもきれいに編まれていました。

ブランケットの写真を撮っていたら、車からクッションも出してきてくれました(笑)

そしてこちら!グラニースクエアのショールです。

このグラニースクエアは、お世話になったボタン屋さんの店員さんがマフラーとして着けていたのを、無理を言って外してもらって(笑)写真を撮りました。

https://cosythings.introvertful.com/knitted-alphabet-buttons/

ファッションセンスがすごく良い方で、野暮ったくなりがちなグラニースクエアを、赤いコートからちらっと見えるような感じにしてうまく着こなしていたのが印象的でした。

実際に使っている人を見かけると(そんなに頻繁には見かけませんが^^;)、こういう風に使うといいのか~なんて勉強にもなります。

↑フリンジ部分の装飾。

このマクラメみたいな結び方は、リトアニアの美術館に展示されていた作品でも見かけましたが、こんな風にグラニースクエアと合わせてもとてもかわいいですよね~^^

https://cosythings.introvertful.com/national-museum-of-lithuania-01/

https://cosythings.introvertful.com/national-museum-of-lithuania-02/

グラニースクエアはとてもポピュラーな作品なので作る人も多いのですが、その人その人によってできる作品に出てくる個性が違うので、見かけるたびに観察してアイディアを頂いています(笑)

日本ではまだ「おばあちゃんの編み物」感が強いグラニースクエアですが、アレンジや使い方次第でまだまだ可能性がたくさんあるのが楽しいです^^

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投稿者 よもぎ

「ロンドンの街中で見つけた、色々なグラニースクエア」に4件のコメントがあります
  1. こんにちは。りんごです。日本からのブログ、楽しみに読んでます。

    今回はイギリスのグラニースクエア大特集で、嬉しいです!
    以前、Selfridgesのショーウィンドウデスプレイの記事でグラニースクエアを載せて頂いてから、すっごく気に入ってしまい、娘のマフラーを作ろうかと思い、いろいろネットで見ました。色の組み合わせ、色の配置、スクエアの大きさなど、ちょっと変えるだけですごく違った雰囲気になるので、ものすごく楽しめますね。以前よもぎさんが作られてたものも、良かったです♬
    しかしサンプルを作って娘に見せたところ、穴ぼこがたくさん開いていて風が入って寒そうでいやだ!と却下されてしまいました。確かに言われてみれば隙間はありますが、コート風などに仕立てたら実際のところ暖かさはどうなんでしょうかねえ?
    でもいつか何かはグラニースクエアで作って見たいと思ってます。

    1. りんごさん

      Selfridges のグラニースクエア、すごくおしゃれでしたよね~!私も大好きです。
      グラニースクエアのものを身に着けるときは、他に着るものを吟味しないと
      全体のコーディネイトが野暮ったくなってしまうな~なんて言うことも学びました。

      グラニースクエアは確かに、暖かさを第一に考えると微妙かもですね~・・・^^;
      ブランケットはすごく暖かいのですが、屋外で首元を守るマフラーとなると、ちょっと心もとないかもしれないです。

      少しでも編地の密度を上げるための編み方があるので、そちらをご紹介しますね。

      グラニースクエアでは長編み3目と3目の間に鎖編み1目を編むことが多いと思うのですが、
      私はグラニースクエアを編む時は、その鎖編みを編みません。(角の鎖3目は編みます。)

      この方法は Katie から教わった方法なのですが、鎖編みを編まないことによって編地の密度が若干高くなるので、
      ブランケットなどを作るときにはいいそうです。

      若干角が丸まりますが、ブロッキングをすれば正方形になるので、私的にはデメリットはあまり感じませんし、
      それだけだなく、リズムよく編むことができるのも気に入っています。(長編みだけを編み続けることになるので。)

      もしよかったら、この方法も試してみてくださいね^^

      1. なるほど、なるほど。Katieさんのyoutubeはまだ見てないのですが、こうすれば隙間が減るし、角の丸さもブロッキングで解決なのですね。編み物にはリズム感!というのも意外と大切なポイントかもしれません。貴重な情報、ありがとうございました☆

        1. りんごさん

          そうなんですよ~!もう一つ書き忘れましたが、小さめの針で編むこともポイントです!
          リズムよく編めるとスピードがアップするし、テンションも一定になりやすいですよね!
          ノってるときは、自分でもアドレナリンが出てるのがわかります(笑)

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