これでスワッチを編む煩わしさから解消される・・・のか?
編み物をするとき、特にセーターなどの大きなものを編むときは、作品を編み始める前にスワッチと呼ばれる15センチ×15センチくらいの編地を編むことが推奨されています。
日本語ではスワッチを編むことを「ゲージを編む(とる)」と言いますよね。
で、このスワッチですが、15センチともなるとちょっとめんどくさい。
かといって、ゲージをとらずに編むのはちょっと危険な場合もあります。
そこで登場するのが、これからご紹介する方法です。
その方法は、前回もご紹介した『棒針編 秘訣と要点』と言う本に載っていました。
https://cosythings.introvertful.com/how-to-avoid-loose-purl-stitch-after-stocking-stitch/
まず、14目作り目をします。
次に、メリヤス編みを3段編みます。
編んだばかりの目を端から2目ほどき、ほどいた部分の糸の付け根に、マーカーなどで印をつけます。
そしたらさらに10目ほどき、同様に印をつけます。
こうしてつけた印と印の間の距離を測ります。私の場合、23㎝でした。
本に『10目糸長による基本ゲージの求め方』と言う表があるので、その表と照らし合わせます。
23㎝がなかったので一番近い 23.5㎝ のところを見ると、17となっていました。
この求め方によると、10㎝の目数は大体17くらいだということになります。
こちらは実際に編んでみたスワッチです。
10㎝の目数を数えてみたところ・・・15.5目くらいでした。
うーん・・・誤差にしては大きいような^^;
「メリヤス編みを3段編んで・・・」と言うのが少なかったのかと思い、7段くらい編んで同じことをしてみたのですが、糸の長さは23㎝と変わらず。
うーん、何がいけないんだろう。
と言うことで、本で知った画期的な方法(?)は、残念ですが今回の実験では当てはまりませんでした。
ゲージの取り方って、何気に難しいですよね。以前も輪編みで編んだ編地のゲージをとろうとしてなぜか誤差が発生したし。
https://cosythings.introvertful.com/different-gauges-in-knitting-flat-and-in-the-round/
この謎が解ける日は来るのだろうか・・・。
皆さんもお時間があるとき、この方法でゲージをとって、実際に編んだスワッチのゲージと差があるかどうか確かめてみてくださいね!