簡単に編めるトップダウンのラグランセーターの編み方(身ごろと袖の編み方~ブロッキング)

もっと簡単なトップダウンのラグランセーターの編み方解説、最終回です。

https://cosythings.introvertful.com/how-to-knit-an-easy-raglan-sweater-01/

↑初回はこちらから。

前回は、身頃と袖の目を分けるところまで行いました。

身ごろの編み方

この後は、身ごろは輪でぐるぐると、必要な長さだけ編んでいきます。

私の場合、表編みを32周した後、針を5㎜のものに変えて1目ゴム編みを17周編みましたが、この辺はお好みで調整可能です。

ちなみに、袖を編む前に身ごろをすべて編んでしまうのはあまりお勧めしません。と言うのも、身ごろを編み終わってから袖を編むと、万が一気に入らなかったときに、ほどいて戻るのが大変だからです。

そこで私がよくやるのは、身ごろを5㎝~10㎝くらい編んで、片袖を編むという方法です。

これなら試着するときにある程度完成形が予測しやすいし、やり直しが効きやすいのでお勧めです。

袖の編み方

袖の目を針に戻す~2周目までの編み方

休めておいた袖の目数 42目を6.5㎜の針に戻し、後ろ身ごろ側に編んだ高低差の部分から4目、前身ごろ側から2目を拾い目します。

拾い目の場所などはきちんとした決まりはなくて、穴が目立ちにくい場所を拾えばオッケーです。)

そのまま針に戻した目を編んでいき、最初の拾い目の前の目まで来たら、その目と最初の拾い目の目を右上2目一度で編みます。

そのまま3目表編で編み、次の2目を左上2目一度で編みます。

これで、拾い目で増えた目が4目になりましたので、2目ごとに分けて真ん中を袖の(脇下側の)中央とします。

そこから数えて23目が、袖の目の半分の目数なので、マジックループで編むときは中央から23目目でコードを折って編んでいきます。

そのまま表編を編んで脇下の中央まで戻ってきたら、ここまでを、袖編みの2周分とカウントします。

3周目からの編み方

↑こちらのメモリーシートを見ながら編んでいきます。(画像はクリックで拡大します)

既に2周分編んでいるので、3週目から編んでいきます。

この表の真ん中の数字が段数(輪で編んでいるので周の数)を表しているので、新しい周を編むときに印をつけていくと、今編んでいる周がどこかわかりやすいです。

何も書いていない欄では、すべて表編みを編みます。

M1R, M1L と書いてある周では、それぞれの増し目をします。

例えば、9周目では、周の終わり側の最後の目の手前で Make 1 Right を、10周目では、表編みを1目編んで Make 1 Left を行い、目を増やしていきます。

そんな感じで9目ごとに増し目を4回、8目ごとに増し目を2回、最後に8周表編を編んで、袖の増し目が完成です。

袖口の減目とゴム編み

袖口は、糸をメリノウール2本どりに替えて、5㎜の針で1目ゴム編みを13周編みます。

その際、最初の段ですべての目を左上2目一度で編み、次の周では左上2目一度、裏編み1目、表編み1目、裏目の左上2目一度、表編み1目、裏編み1目、左上2目一度・・・と言う風に、「減目して2目編む」を繰り返していきます。

最後の2目だけは減目をせずに表・裏で編み、合計の目数が22目になるようにします。

そこから1目ゴム編みを12周編んで、ゴム編み止めをして袖の完成です。

手首のゴム編み、もしかしたら人によっては少しきつめに感じるかもしれないので、編んでみてきつそうだったら針の号数を大きいままで編むか、減目の数を減らして調節してみてください。

もう片方の袖も同じように編んでいきますが、高低差からの拾い目は左右の袖で左右対称になっているので、それに気を付けて編んでいきます。

袖ができたら身ごろに戻って、指定の長さまで編んでいきます。

最後は1目ゴム編み止めで伏せ止めをして完成です!

ブロッキング

ブロッキングは、通常の手編みの作品を水通しするときと同じように、ニット用洗剤を溶かしたぬるま湯にセーターを15分くらいつけて、十分にすすいでから絞らずに水気を切って、さらにタオルドライをしてから日陰に干します。

(ブロッキングについての詳細は、靴下編みのブロッキングの動画でも解説したので、よろしければそちらもご覧ください。)

私は↑このようにセーターをブロッキングするのが好きなのですが、この方法だと形は綺麗に仕上がりますが、縦に少し伸びるので気になる方はご注意下さい。

ちなみに100均で購入したつっぱり棒に引っ掛けていますw


メリヤス編みだけのシンプルなセーターですが、モヘアとメリノの組み合わせのおかげで、肌触りが良くてとても暖かくていい感じの仕上がりになりました^^

太い針でザクザク編むため完成も早いので、トップダウンセーターを練習してみた糸お考えの方にも、参考になれば幸いです!

個人的にはネックの形の自由度が高い、前回ご紹介した編み方のほうが好きなので、慣れてきたら是非、カスタマイズの効きやすい↓こちらの方法にも挑戦してみてくださいね~!

https://cosythings.introvertful.com/how-to-knit-a-top-down-raglan-sweater-01

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました^^

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投稿者 よもぎ

「もっと簡単なラグランセーターの編み方 その3. 袖と身ごろの編み方、糸始末の方法とブロッキング(完成)」に2件のコメントがあります
  1. おはようございます。
    何だか解説を急かしてしまったようで申し訳ありません。
    でも完成までの解説がアップされていてとっても嬉しかったです。
    トップダウン式は、Vネックとスクエアネックっぽいものを編んだのですが、
    こちらのブログを拝見してもう一度編みたくなっちゃいました。
    実は本も読んだことあるのですが、こちらのブログの方が
    より丁寧かつ簡潔で、個人的には大変分かり易いです。
    色々参考にさせていただきます、コメントありがとうございました。

    1. あみひめさん

      分かりやすいと言っていただけて幸いです。
      文章のみになってしまいましたが、参考になったら嬉しいです^^

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