ラグラン線をきれいに出す方法
ラグランセーターの編み方の記事でも少し触れたのですが、ラグランセーターの増し目でラグラン線を編むとき、編み方を少し工夫すると均整の取れたラグラン線が編めるということに気付いたので、ここで少し解説したいと思います。
均整の取れたラグラン線とはどういうことかと言うと、私の中では↑この写真のような感じのラグラン線のことを指しています。
つまり、編み目がきれいかどうかは置いておくとして、ラグラン線が端から端まで一定ですよね?
↑そしてこちらのラグラン線は、先ほどの写真のラグランセーターと同じ目数ではじめ、同じ数だけ増やし目をしたものですが、見た目が違うのがわかりますでしょうか。
袖下に近い部分のラグラン線(5㎝くらい)が、薄くなっているような感じになっていますよね?
これらの違いは、増し目をする段の違いによって生じます。
ベージュのセーターは、「2段ごとに増し目を3セット」を一塊として、50段までに指定の数(=38目)まで増し目をしたものです。
一方の黄色いセーターは、最初から2段ごとに増し目をどんどんしていって、最後の3回分くらいだけ4段ごとに増し目をする、と言う編み方で編んでいきました。
当然、2段ごとの増し目は50段目に到達するだいぶ前に終わってしまうので、線が途中で途切れたような感じになってしまったんですね。
増し目の数が多いときや、細い糸で編むときは、2段ごとにどんどん増やしていってもあまり気にならない仕上がりになると思いますが、太い針と糸で編むとき、小さいサイズを編むときなどは、ラグラン線がなるべく均一になるように編むことを心掛けたほうがきれいかな、と思います。
それじゃあ、どのように増し目の位置を分散させればいいのでしょうか?
私の場合は・・・計算ができないので、図に描きながら適当に分配していますw
ヨークの場合、使う糸と針にもよりますが50~60段くらいと比較的少ない段数の中で増し目をすればよいので、大体のあたりをつけて感覚で行っています。
あまり難しくないので、ラグラン線を編むときはこのことを意識すると、きれいな線が編めるかと思います。
ちなみにヨークの増し目を図にするときは、例のごとくメモリーシートを使っています↓
メモリーシートはいろいろと使い勝手が良いので、オリジナルのセーターを編むときだけでなく、複雑な編み図の作品を編むときなどにもすごく重宝するアイテムです。私はこれを使うことによって、編み間違いが減りました。
最終回から補足まで完走されましたね。お見事です。
実際に編みながらわからないところが出てきたときに
戻ってくるところができてなんとも心強いです。
ありがとうございます。私は編むのが遅いのにあれこれ同時に
手をつけてしまいますのでよもぎさんのお忘れになった頃ご報告がてらひょっこり
お邪魔するかもです。
maki さん
ありがとうございます!
動画と記事が、maki さんのお役に立てたらとても嬉しいです!
これから夏真っ盛りになるというのに、セーターの編み方なんてアップして需要あるのかな?と思ったのですが、
今からゆっくり編んだらちょうどいい時期に着られるかもしれませんね!
はい!是非、感想などを聞かせていただけたら喜びます♡