アイシングクッキー用の、小さなバラの絞り方のコツ

前回お伝えしたように、私がバラを絞るときに大切だと考えているのは、中心の高さと花びらの角度です。今日は、写真を交えて絞り方をご紹介したいと思います。

使用する道具

使用する材料は、ほかのお花のときと同じです。配合は以下のとおり。

  • 粉糖 200g
  • 乾燥卵白 5g
  • 水 25g
  • バニラエッセンス 2,3滴
  • ウィルトンのフードカラー

(できるのは硬めのアイシングです。水の量はそのときの温度や湿度によって多少違いが出てくるので、この記事を参考に調節してください。)

口金はKM 絞り口金101゜バラ 4.5mmを使用しています。この口金だと、大体1.5cmくらいのバラを絞ることができます。

パイピングバッグにアイシングをつめる量ですが、自分の手で十分握れるくらいの量で、あんまり多めに入れないことをお勧めします。(単純に、絞りにくいので。)

また、バッグの上の部分は輪ゴムなどでとめておくと、乾燥しにくくなるのでいいですよ!バッグの中身が少なくなってきたら、輪ゴムも下にずらして空気が入らないようにしながら絞るとやりやすいです。

では、準備がそろったらバラを絞っていきます。

ステップ1 土台作り

パイピングバッグを垂直に持ち、小刻みに動かしながらこんな感じに搾り出します。いびつな円錐みたいな感じ。

それができたら、口金の幅の広いほうを下にしてアイシングを絞り出し、先ほど絞った土台にぐるっと一周巻きつけます。口金は最初の土台にかろうじてつくかつかないかという感じ。

ここで、先ほどのいびつな円錐をきれいな円錐に近づけたいです。

上から見るとこんな感じ。

このときに土台がしっかりしていないと、花びらを絞っていくうちに傾いてしまうので、ステップ1の土台作りがとても重要です!

ステップ2 バラの中心を絞る

先ほど作った土台の一番上に口金をかぶせるようにしてあわせて、上の穴が大きくならないように絞ります。これがバラの中心になります。

この時点で、口金の大きさの2倍くらいの高さになりました。

上から見た図。コツは、フラワーネイルを速めに回すことです。

ステップ3 1段目の花びら3枚を絞る

ここの角度で、どんなバラができるかが決まると思います。

あまり開きすぎていないバラを絞りたいので、先ほど絞った中心にかぶせるような角度で、気持ち下から上に弧を描くように絞ります。

それぞれの花びらの絞り始めの位置は、前の花びらの半分の位置から。花びら同士が重なるように絞ります。

絞り終わりも真横ではなく斜め下に、そして少し長めに絞りだすと、より自然な感じが出ると思います。

ステップ4 2段目の花びら5枚を絞る

基本的には、2段目で絞った花びらの間と間から絞りはじめますが、バランスを見て適当に絞る感じです。

横から見ると、2段目より3段目の花びらのほうが低い位置になっています。ここを意識することによって、立体的なバラになることに気づきました。

だからステップ1と2で、高さのあるしっかりとした土台作りをすることが重要なんですね!

花びらが全部絞れたところです。

最近はこんな感じで、バラを絞っています。花びらの角度を変えると、つぼみに近いバラになったり、逆に満開のバラになったりして、いろんな形を絞れますよ。

ちなみに大きいバラを絞るときは、5枚の花びらを絞った後、さらに次の段で7枚絞ります。

ぜひぜひ、色々とチャレンジしてみて下さいね^^


今回使用した道具↓

KM 絞り口金101゜バラ 4.5mm・・・この口金だと、1.5cmくらいのバラが絞れます。もっと小さいバラを絞りたい方は、KM 絞り口金101S バラ 4mmを使うと、1cmのバラができます。

KM フラワーネイル バラの花(小)・・・今回私はウィルトンのものを使用しましたが、こちらもたまに使います。使い勝手はほぼ変わりません。
アイシングの材料については、こちらのページに詳しく書いてありますので、よろしければそちらもご覧ください↓↓↓

シュガーフラワー(お花絞り・アイシングフラワー)の作り方 1. 材料と道具

投稿者 よもぎ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)Comments without Japanese words would be ignored. Please mail me instead.