ネックから編むトップダウンのラグランセーターの編み方を研究する際、以前ご紹介した英語のブログのほかに、日本語で書かれた本にもざっと目を通しました。
その本が上の写真のものです。有名な本ですよね。
で、その時は全体の編み方の流れを確認しただけだったのですが、最近編もうとしたラグランセーターが上手くいかなかったので、改めてじっくり読んでみることにしました。
そうしたら、新しい発見が3つあったんです!
1つは、袖と身頃の目数の割合についての発見。
参考にした英語のサイトでは、袖の目数は Back-of-neck の目数の30%と言う風に定義されていたのですが、この本に載っているラグランセーターの袖の目数を見てみると、なんと50~60%くらいのものがほとんどでした。
back-of-neck の目数が同じだとしたら、パーセンテージ が大きくなるほど、ラグラン線が斜めになりますよね。
逆に、私が編んだように30%くらいだったら、線はそんなに急な角度になりません。
これは好みもあるのかもしれませんが、実は私、30%だと少し線の始まりが肩側に来すぎだな~と感じていたんですよね。
なので、これからは少し多めに増やして編んでみようと思いました。
これが1つ目の発見です。
2つ目は、Underarm Stitches (脇下の増し目) を作らないデザインもありだということ。
トップダウンで編むセーターには、脇下に増し目をしてゆとりを持たせるのが一般的な編み方らしく、私も普段はそれに従っていたのですが、この本には増し目をせずに身ごろの幅を最大限にするデザインのセーターなども載っていました。
実は今回失敗した↑このセーターも、この方法で編んだものだったのですが、邪道かな~?と思いながら編んでいたので、これもアリなんだ!と、ちょっと勇気づけられたというか、次もマチなしで行こうかな?と考えるようになりました。
(できるだけ簡単な編み方のトップダウンセーターの編み方を考えているので、脇下の増し目がないほうが都合がいいんですよね。)
着心地や見た目は問題なかったのもあるので、次回もたぶんこの編み方で編みます。
そして3つ目の発見は、袖の幅が意外と長い!と言うことです。
私は大体32㎝くらいで編んでいたのですが、38㎝のものが多かったです。
と言うか、この本に出てくるセーターは少し大きめのものが多い印象でした。唯一、風工房さんがデザインされた「フェアアイル編み込みのセーター」は、袖も身ごろも、私が説明用に編んだラグランセーターのサイズに近かったです。
袖幅だけ長くてもアンバランスなので、微調整しながら編んでみたいと思います。
こんな感じで改めて本を読んで新しい発見があったので、この発見をもとにもう一度、編み図(と言うか設計図?)を書き直すところから始めたいと思います。
とりあえず、ほどいたセーターは水通しをしてある程度まっすぐにして、巻き直しました。(リサイクル毛糸を作った時の経験が、こんなとこで役に立ちました(笑))
既に少し毛羽立ってますが、モヘアなのであんまり目立たなくてよかったです^^;