青森県立美術館

最終日は青森市内へ旅をしました!

昨日の日記でお伝えしたように、紛失した財布をスーパーの店員さんが拾ってくれていなかったら、私は帰りの新幹線の時間まで無一文で時間をつぶさねばならないところでした。本当に、財布が見つかったときはそれまでにないくらいほっとした・・・。

おかげで、青森ですると決めていた「アスパム」という商業施設でこぎん刺し体験をすることと、青森県立美術館で「フィンランドのくらしとデザイン - ムーミンが住む森の生活展」を鑑賞することという目的が達成できました。

さて、財布が戻ってきたのでホテルをチェックアウトし、弘前駅から青森駅へ。青森駅前は広々としていました。

橋

八甲田丸

青森駅の近くにある、八甲田丸。青函連絡船だったそうです。

アスパムでのこぎん刺し体験とこぎん刺しグッズ

アスパムでもこぎん刺し体験が出来るので、こちらでも教えていただきました。

講師の方から「あなたも大野君のファンなの?」みたいなことを言われて、何のこと?と思ったのですが、詳しく聞いてみると、嵐の大野君が以前こぎん刺し体験に来たそうです。それ以来、若い女性がたくさん来るようになったとか。ジャニーズ効果恐るべしw

ちなみに大野君は、伝統的なこぎん刺しの柄を自分でアレンジして、新しい柄を生み出していたそうです。絵もうまいし、クリエイティブな人なんですね。ちょっと意外。(失礼w)

こぎん刺し自体は弘前こぎん研究所で一度習ったので、2度目はそれほどまごつかずに出来ました。

弘前で作ったしおりを講師の方に見せたら、「この布が使いたいのよ」とおっしゃっていました。アスパムで使っている布は「コングレス」と言う一般的な布ですが、研究所の布は、確か独自に作っているものとおっしゃっていた気がする。(うろ覚えですみません)少なくとも、手に入りにくいみたいです。(その布の何がいいかというと、切りっ放しでも糸がほどけてこないところだそうです。コングレスは、縦糸と横糸が取れやすい。)

ここで作ったしおりは残念ながら紛失してしまいましたが、その代わりに、こんな素敵なものをご紹介します。

アスパム こぎん刺しクリアファイル

上の写真はこぎん刺しの柄のクリアファイルで、下の写真はノートです。(一番右のものは袋。出来上がったしおりを入れてくれました。)

もったいなくてまだ使ってないのですが、何かに使いたい。何に使おうか。

青森県立郷土館

青森県立郷土館

美術館に行くには少し早すぎたので、郷土館に行ってみました。私、こういうところ大好き。その土地の風土や歴史を感じることが出来るので。特に明治~戦後あたりの生活習慣が興味深かったです。北国の風土は厳しいと言われますが、その様子が展示物から十分伝わってくるようでした。ちょっと怖かった。

青森県立美術館

青森県立美術館

白を基調とした、とてもシンプルでモダンな美術館でした。

ここで「フィンランドのくらしとデザイン - ムーミンが住む森の生活展」を鑑賞した訳なのですが・・・、本当に充実した内容でした。ここが青森でなかったら、期間中もう一回は足を運んでたと思わせるくらい。

フィンランドのくらしとデザイン

そもそも、このパンフレットに描かれたムーミンの絵に惹かれてこの美術展を見に行こうと思ったのですが、他の作品が特に素晴らしかった!

フィンランドについて、ムーミンとマリメッコ以外ほとんど知らなかった私にとっては、『カレワラ』の神話や、アクセリ=ガレン・カレラと言った画家の絵にふれることができたし、素晴らしいプロダクトデザインを間近にみることができて本当に良かった。

私にとって「北欧」は、ちょっとシンプルすぎるかな~って感じだったのですが、いやいやそんなことはありませんでした。フィンランド人の生活観・価値観みたいなものは、そのシンプルさに息づいているのだな~。それは現代の私たちより、昔の日本人の価値観に通じるところがあるかも、なんて思いました。

書いていて思い出したのですが、私、中学生のときにフィンランド人と文通してたんですよ!w彼女が送ってくれた写真が、私のイメージするフィンランドになっていました。そしてそれは、この展覧会から受けた印象と非常に近かったです。

ああ、写真がない上に私の拙い言葉では伝えきれないのが残念ですが、とにかく、とてもいい美術展でした。そしてこんなに素晴らしい美術展を鑑賞できたのは、お財布を拾ってくれた方がいたからです。本当にありがとうございました!(←だから見てないってw)

三内丸山遺跡をちら見しながらバス停へ急ぐ

三内丸山遺跡

美術館に予定より長くいたので、三内丸山遺跡はちょっとしか見ることが出来ませんでした。

遺跡系も結構好きです。高校の修学旅行で、佐賀県の吉野ヶ里遺跡に行かなくてはならなかったのですが(プランに強制的に含まれていたw)ほとんどの生徒が不満げなのに対し私は意外と面白いと感じていたので、今回は滞在時間が短くて残念でした。

三内丸山遺跡

こういうの大好きw

大満足の青森旅行でした!

以上が、私が青森に一人旅をしたときの記録でした。こぎん刺しと美術館に行く目的は全て達成されたし、ハプニングもありましたが、貴重な経験?ができて結果オーライだと思うことにしますw

明日は、青森旅行で撮りためた写真の中から、まだご紹介していない写真をアップしたいと思います!是非ご覧下さい^^

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

投稿者 よもぎ

「フィンランドのくらしとデザイン - ムーミンが住む森の生活展 (青森旅行4)」に2件のコメントがあります
  1. よもぎさん、こんにちは~。

    ムーミンはここ数年大流行ですよね。
    たしか、誕生して100年でしたっけ?
    ユニ●ロとコラボしたり、私の好きな洋服ブランドともコラボしていたり、目にすることが多いです。

    私もフィンランドといえば、ムーミンかマリメッコあとは、かもめ食堂くらいかな?
    って感じだけど、1度は北欧に行ってみたいんですぅ~~~~。
    20年くらいずっと思っています。

    そして、実は嵐ファンなのですが(笑)こぎん刺し体験の回を見逃してるな。
    ぜんぜん記憶にありませんでした。
    リーダーはほんっと器用なんですよ。
    何でもそつなくこなす人っていますよねー。
    まあ、彼の場合は『そつなくこなす』の上を行ってると思いますが。
    でもでも、やはりジャニーズ効果ってすごいんですね。
    青森くんだり(失礼)まで行ってしまうとは。。。

    1. 嵐のファンでいらっしゃったんですね!

      おそらく大野君だったと思うのですが、なんせ3年も前のことなのでちょっとあやふやです(笑)
      ジャニーズにはあまり詳しくない私でさえ、大野君の多才さは色んなところで聞くことがあるので、
      相当すばらしいセンスと技術を持ってるんでしょうね!!

      北欧をイメージするとき、私の中では「機能美」という言葉が思い浮かびます。
      シンプルで過度な装飾はなく、洗練されたものが多いと思う。物だけでなく、社会制度も。
      (ただしこれは、私が勝手に思い浮かべるイメージに過ぎないので、実際のところはどうか分かりませんが・・・。)

      私も北欧に行ってみたいな~と思う今日この頃。ヨーロッパにはやはり憧れますw

みなみ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)Comments without Japanese words would be ignored. Please mail me instead.