エストニア、タリンのバスターミナル近くの毛糸屋さんです。
前回・前々回ご紹介した手芸屋さん(道路を挟んだ反対側の白い建物)とは目と鼻の先なので、アクセスがしやすくてよかったです。
中はこんな感じ。
とてもきれいにディスプレイされてるな~という印象でした。
奥に進むとソファーが!
ケトルや電子レンジまであって、常連さんが集まって編み物をするのかな~なんて想像します。
お店の方にワークショップは開いていないのか聞いたら、その気はあるんだけど忙しくてなかなかそこまで手がまわらないの~とおっしゃっていました^^;
意味は分からないけど、なんかかわいい^^
(それにしても・・・このたびに関するブログで、私は何回「かわいい」という言葉を使えば気が済むのだろうか(笑))
こんな風に額に入れて飾ると、きちんと感とおしゃれ感が増すんですね~。勉強になります。
シンプルなミトンもありました。
ところで、この毛糸屋さんのラベルがこの店の名前のものだったので、糸もこの店のオリジナルなのかと思っていたら、そうではないらしいということが判明。
このようなコーン巻きの糸を、巻き直して販売しているそうです。
そして、そのオリジナルの糸が NORO のものだと聞いてびっくり。
「あなたと同じようにはるばる日本からやってきたのね~。」と言われた(笑)
ちなみに NORO の糸はこちらでとても人気があるそうです。実は私、まだ編んだことないんですよね。日本に帰ったら使ってみたい。
このとても繊細なショールも、日本の糸を使って編まれています。(NORO じゃない日本人の名前のようなブランドだったけど、恥ずかしながら聞いたことがありませんでした。何のブランドだったんだろう。)
「高価な糸だからグラム単位で販売しているんだけど、このショールはたった60gでできちゃうの。」
とおっしゃっていました。
この他にもイタリアやフランスの糸、ヨーロッパの国々ではお馴染みの DROPS yarn も取り扱いがありました。
エストニアに来たのだからエストニアの糸が見てみたいと思ったのですが、エストニアの繊維業というか、糸を作る技術?(言葉が見つからないw)はあまり発達していないので、正直あまりお勧めできる糸がないと言っていました・・・。
せっかく編み物の伝統がある国なのに、材料が乏しいというのがもったいないですね。
そしてやっぱりあの質問(ラトビアとエストニアのミトンの違い)をしてみたところ、ここでもあんまり違いはないと思うと言われ・・・(笑)
ただ、Estonian Handicraft House で出会ったデザイナーさんがそうだったように、伝統パターンをアレンジするのが最近の流行りだということを教えてもらいました。
例えば、この伝統的なエストニアンショールのパターンをミトンに応用するとか。
実際にその作品を見てないのでどういうものかはわかりませんが、そういう「古いものから新しいものを作る」アイディアが広まってきているのはすごくいいことだな~と感じました。
特にタリンは想像していたよりかなり都会的な都市で、ロンドンと変わらないような部分もあったりしたので、自分たちの文化や伝統を大切にしようという動きはすごく素敵だと思う。
(イギリス人の友人に言わせると日本はそれが失われつつあるらしい(笑))
もう少しゆっくりおしゃべりしながらお店を見たかったのですが、あいにくバスの時間がやってきてしまい、ほんの20分ほどの滞在となってしまいました。(泣)
それでも素敵な場所をみつけることができてよかった。店員さんも親切でいろいろ説明してくれるので、おすすめの毛糸屋さんです^^