トップダウンで編むラグランセーターの編み方では、「別鎖の作り目」と言う作り目の方法をご紹介しました。
https://cosythings.introvertful.com/how-to-knit-a-top-down-raglan-sweater-01
この方法は Provisional(暫定的な)Cast On と言って、あとから解いて目を反対方向に編んでいくことができるタイプの作り目です。
とてもきれいに仕上がるのでいいのですが、いちいちかぎ針で鎖を編み、さらに裏山から目を拾っていくのがめんどくさいんですよね (+_+)
こんなことを愚痴ったら、コメントで「ねこの手」さんからとても画期的な方法を教えていただいたので、ご紹介したいと思います。(ねこの手さん、改めてありがとうございました!)
その方法とは、いわゆる「かぎ針で棒針に編みつける作り目」を、編む糸とは別の糸で行うという方法です。
↑動画を撮ってみました。
別鎖の作り目の時と同様、身頃が編めたら糸をほどいてネックを編めばいいだけなので、何も難しくありません。
注意点をいくつか。
解くときは、(作り目で使った糸の)編み終わり側の糸から解きますが、別鎖の作り目の時とは逆になる点に注意。表側の編地を見ながら、鎖を解いていきます。
最後の目はねじって針にとりますが、ここも別鎖の作り目の時とは逆の方向にねじったほうがいいかも。
新しく糸をつけて編んでいくときは、別鎖の作り目の時は最後の目がねじれないようにしますが、この方法だと、ねじらないと目が大きくなりがちだったので、私はわざとねじれたまま表編を編んでいます。
別鎖の作り目より速く、楽にできるので、ぜひ試してみてくださいね!
はじめまして。
バルト三国旅行の頃から時々拝見しております。
いつも丁寧な解説と写真を付けていただいて、勉強になります。
ここ数年、私は付替え輪針ばかり使っているので、
無精をして、輪針2本でターキッシュキャストオン→片方は針を外しストッパーをつけて休めておく→最後に針をつけ直して編み始める。
というやり方をしているのですが、そんな横着なことをしている人を他に見たことがなく、
もしかして目が揃いにくいとか何か不都合があって皆さんやらないんでしょうか?
自分で使う分だから気にしなくてもいいかとも思うのですが、どことなく邪道な気がしながら編んでます。
翔んで毛糸玉さん
はじめまして!コメントありがとうございます^^
バルト三国旅行の時からブログを読んでくださっているなんて、感謝です!
私もそれ、ふと思ったことがあります!
別鎖の作り目も、ターキッシュやジュディの作り目も Provisional Cast On
に分類されますよね。
後者は靴下の作り目で見かけるのがほとんどですが、理論的には
セーターなどの作品にも使えるはずなのに、おっしゃる通り
この作り目で始めているセーターの編み図に出会ったことはないかも!
翔んで毛糸玉さんは実際にこの方法を試していらっしゃるということなんですね!
邪道だと思う気持ち、わからなくもないかもです(笑)
でも、私的には、編み物は「結果良ければすべてよし」なところがあると思っているので
仕上がりがどういう感じになるのかとても興味があります。
今度やってみますね!
とても参考になる情報、ありがとうございました~(^^)/