ユニークな模様のカウル、Bow Skyscraper Cowl を少しアレンジして編んでみました。
使用糸は、アヴリルのセールで購入した「シンプルウール」です。アラン模様のニット帽と、ラグランセーターを編んだときにも使った糸です。
今回使用する黄色は、ちょっと暗めのレモン色がすごく素敵な色で、シンプルウールの中では一番好きな色です。
https://cosythings.introvertful.com/simple-wool-aran-knit/
https://cosythings.introvertful.com/my-first-top-down-raglan-sweater/
パターンを見ると、Worsted の太さの糸と4.5㎜の針を使って編む作品なのですが、出来上がりの長さが全周68㎝、縦35㎝と結構大きめだったので、合太の糸と4㎜の針で目数を変えずに編んでみたところ、全周60cm、縦21㎝といい感じの大きさに仕上がりました。(ブロッキングで少し伸びたので、もう1模様小さくてもよかったかもしれません。)
この作品のパターンはすごく丁寧で、文字とチャート(模様部分の編み図)の両方で書かれているのでとても分かりやすかったです。
同時に、私はどちらかと言うと Visual Person なんだな~と認識しました。文字を追うより、図を見ながら編むほうが理解しやすかったです。(単に、日本式の編み図に慣れているからかもしれませんが・・・。)
カウルの上下は、表編み4目、裏編み4目の繰り返しを数段行うのですが、以前から気になっていた I Cord Cast On と、I Cord Bind Off の技法を使ってみることにしました。
↑I Cord Cast On にはいくつかバリエーションがありますが、私はこの動画がわかりやすかったです。
最初の目が大きくなりがちなので、きつく編むことを意識するときれいに仕上がります。
ちなみにこの作り目、端がきれいになるのはいいのですが、すごく時間がかかります^^; 今回の作り目は160目でしたが、ここまでで力尽きましたw
I Cord Bind Off のシームレスなつなぎ目は、こちらの動画がおすすめです。
上の動画の方法でつないだ I Cord Bind Off がこちらですが、つなぎ目がほとんどどこか分からないくらいスムーズです。
ちなみに今回、作り目の部分はつなぎ目が目立ってしまいました。シームレスな I Cord Cast On を編むには、最初の作り目3目を Provisional Cast On で行うと言いそうなのですが、今回は指でかける作り目にしたので失敗。次はその方法でやってみたいと思います。
また、↑こちらはブロッキング前の作品ですが、ご覧の通り上(Bind Off)と下(Cast On)の長さが違います。
同じ号数の針で編んだのですが、 Cast On のほうが少しきつめになってしまいました。
緩めを意識して編むか、1号大きな針で作り目をしたほうがいいかもしれません。
まあでも、この程度ならブロッキングで強制的に同じ長さにしますけど(笑)
I Cord Cast On のエッジも、ブロッキング後は落ち着いた感じになりました。
ひし形の真ん中の部分の模様が面白いですよね。
あまり見かけないパターンです。
↓そしてここからは、このパターンを編んでみたいという方向けの情報です。
このパターンでは “Double Yarn Over” という技法が出てくるのですが、これはたぶん、掛け目を2回して、次の段で最初のかけ目を表編みで編み、次に2個目の掛け目のバックループから表編みを編むということだと思います。
また、K3togtbl (Knit 3 together through the back loop) と言う3目一度の減目が出てくるのですが、ここは右上3目一度のほうが見た目がきれいなので、その方法に変更して編みました。
(余談ですが、海外のパターンって、3目一度の場合、「中上3目一度」とかあまり見かけなかったりしませんか?中上のほうがきれいに仕上がるのにな~と言う時には、勝手に変えて編んだりしてますが・・・。)
あとは、模様は20目ごとの繰り返しなので、目数リングを使うとわかりやすいと思います。
とても素敵な作品に仕上がったので、秋冬にかけて使うのが楽しみです^^