編みこみ模様のスワッチを編んでみて、気づいたことなど

先日ご紹介した本、ALTERKNIT STITCH DICTIONARY 200のモダンな編み込み模様 に載っているパターンから、早速いくつか編んでみました。

https://cosythings.introvertful.com/alterknit-review/

今回は小さなスワッチにしてみたのですが、編んでいるなかで新しい発見がいくつかあったので、ここに書き残しておこうと思います。

編みこみ模様を編むための基本事項

フェアアイルなどの編みこみ模様(カラーワーク)は通常、作品を輪に編んで、編みあがった後、最後にハサミで編地をカットして平らにします。

平編みだと偶数段では裏編みをしなくてはいけないのでやりにくいからと言うのが、輪で編む理由の一つでもあります。

編地をカットすることを、英語で”steek”と言いますが、ただカットするとなると当然その部分から糸がほつれてくるので、ほどけないように手を加えることが多いようです。(これについては後述します。)

編みこみのテンションとブロッキングの重要性

輪で編んでいくため、裏にわたる糸(渡り糸)のテンションを「きつすぎず、ゆるすぎず」と言うことを意識しながら編むのですが・・・

マジックループの方法を使って輪針で編んだため、針を変える部分の糸だけどうしても少しきつくなりがちでした。(注意はしていたつもりなのですが・・・(..))

ただ、このくらいの盛り上がりだったら、ブロッキングで十分修正が効くこともわかりました。

写真中央辺りが問題の部分ですが、このようにブロッキングをしてしまえばほかの部分と変わらずフラットになりました。

裏側はこんな感じ。

alterknit の本には、「全ての編地にブロッキングは必要」と言うようなことが書いてあったのですが、この経験から実際にブロッキングの重要性を再確認しましたよ~!

編み終えた直後の編地ががたがた過ぎてもがっかりせず、最後まで仕上げることが重要。ブロッキング後の編地が最終的な「出来あがり」なんだな~、と。

長い渡り糸は編みくるむ・・・けど注意が必要

渡り糸が長くなると、例えばその部分が袖口だったり、ミトンなどを編む場合、引っかかりやすいので編みくるむほうが良いとされています。

(追記:この方法をカウチン編みと言うみたいです。)

何目以上が「長い」と言うのは編む人や編むもの、時と場合によって違うそうなのですが、今回は5目以上の渡り糸が出てきた場合、3目目で渡り糸を編み包んでみました。

編みくるむ方法は、どちらの糸を編みくるむかによって少しだけやり方が違います。最初の数回は戸惑うかもしれませんが、どちらも慣れれば簡単。

やり方は、上の動画のものがすっきりしていて観やすかったです。

編みくるんだ部分は、短く「逆ハ」のようになっている部分です。(ちなみにこの編みくるみ方は良くない編みくるみ方で、一定の場所で編みくるまないほうが表から見てきれいな編地になるそうです。このあたりの詳しいことは本に書いてあります。)

ちなみに一番下の2段くらいは編みくるんでいないのですが、ご覧の通り渡り糸がすごく長くなっています。

編みくるんだことによって渡り糸がすっきりしたのはいいのですが、一つだけ気になったことが。

それは何かというと、編みくるんだ糸が、部分的に表側から見えてしまっている点。

これは、背景が白で模様部分が濃い茶色だからだというのもあります。

と言うのも、こちらのパターンでも渡り糸を編みくるんでいるのですが、濃い色のおかげでそれほど目立っていないからです。

このように、編みくるむ方法はメリットとデメリットの両方があるので、使う時は注意が必要だということを学びました。

ちなみにこのあたりのことは本にも詳しく書いてあるので、興味のある方は是非読んでみてくださいね!

配色糸が左、地糸が右

これは、カラーワークをするときに糸を両手に持って編む方向けの情報なのですが、編む際に配色糸(模様を生み出す色の糸)を左に持って、地糸(バックグラウンドの色の糸)を右に持って編むと、模様がはっきりと出るのでそのほうがメリハリのある編地になります。

これは、下に来る糸(配色糸)のほうが上に来る糸より多くの糸(地糸)を使うため、目が大きくなるからだという理由だそうです。

(私は単純に、フランス式で編む目のほうが大きくなりがちだから、目立たせたい配色糸は左手で持つのかな~と思っていたら、もっと深い理由があったんですね。でもこの理論、覚え方としては有効じゃないですか?こじつけだけどw)

alterknit の15ページにも詳しい説明がありますので、お持ちの方はぜひ読んでみてくださいね。

Crocheted Steek(細編みか引き抜き編みか)

代表的な端の補強の仕方は、Crocheted Steek と呼ばれる、かぎ針でカットする部分の量端に目を編みつけていく方法です。

編みこみ模様の部分とは別に、メリヤス編みのみで編む部分を3目~7目分つけ足します。この数は偶数でもできますが、奇数のほうがわかりやすいです。

↑この動画を観ながら実際にやってみました。

1目ずつ色を変えて編むと、拾う部分がわかりやすくておすすめです。

このように持って編んでいくとやり易いと思います。

編みつけ完了。

ちなみにこれは、スリップスティッチ(引き抜き編み)で行っています。

裏側から見るとこんな感じになっています。

そしてここから、中央の渡り糸をハサミでカットしていきます。この写真の場合、緑と紫の糸です。

ハサミは先の尖ったシャープなものを使ったほうが余計な部分をカットすることなくスムーズにいきます。私のおすすめのハサミは、もう何度もおすすめしてきましたが、このはさみです。

カット後がこちら。

Crocheted Steek のおかげで、端が綺麗になっていて、ほつれてもきません。

ちなみに、今回はほとんど引き抜き編みで編みつけていきましたが、細編みで編みつけていくほうが端がくるまってよりきれいに仕上がるので、特にウェアものを編むときはそちらのほうが適していると思いました。

(上の写真は、向かって左が細編みの Crocheted Steek で、右が引き抜き編みのもの。)

細編みのほうは、端が綺麗にくるまっているのがわかります。

alterknit の本でも、細編みの方法が推奨されていました。

ちなみに1枚だけ、Anna に習った方法でスティークをしてみました。

https://cosythings.introvertful.com/marlisle-steaking/

こんな感じで、今回は小さいスワッチからたくさんのことを学びました!編みこみ模様、奥が深いですね~。

Steek が想像以上に楽しかったので、いつかこの技術を用いたカーディガンとかを編めるようになりたいな~なんて思いました!

スティークをつかってボタンホールを作るというのにも興味があります。

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投稿者 よもぎ

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