フランスの古い編み物雑誌、Mon Tricot
ロンドンに住んでいた時には、古い編み図や編み物本を集めることにはまっていました。
https://cosythings.introvertful.com/knitting-needles-and-vintage-patterns/
https://cosythings.introvertful.com/english-knitting-and-crochet-books/
https://cosythings.introvertful.com/knitting-and-crochet-magazines-in-the-uk/
その中でも特に気に入っているものの一つが、Mon Tricot と言うフランスがオリジナルの雑誌です。
Mon Tricot の雑誌は見かけることが少なく、チャリティショップの本棚の片隅にひっそりと並んでいるのを発見するたびに、毎回「よっしゃー!」という声をあげたくなるほどでした(笑)
私が所有している Mon Tricot の出版物は、雑誌はこの2冊だけなのですが、ほかにもパターン集などもあります。
今回の2冊のうち1冊は基礎本で、もう一冊はパターン集になっています。
↑こちらの写真は、基礎本の方。
基礎本と言っても、結構深いところまで掘り下げられています。
例えば、いろいろな形のセーター(セットインスリーブ、ラグランなど)の特徴などを説明していたり・・・(私はこの解説を読んで、前身ごろと後ろ身ごろの腕付け周りのカーブの深さが違うことを初めて知りました(笑))
色々な形の衿の特徴と編み方のページもあります。
こんなのもありました!
ご存知の方も多いと思いますが、英語では、編み方は全て言葉で書かれていて、一般的に日本で見るような「編み図」と言うものがないことが多いんですよね。
特にかぎ針編みは、↑このような編み図は最近の雑誌では見かけることも多くなりましたが、まだまだ言葉で書いてあることもあります。
そして、その言葉もアメリカ英語とイギリス英語で違いがあるので、そのパターン(あるいは本)がどの国で出版されたかを確認することが重要になります。
ちなみにこの雑誌が出版されたのは1970年代前半ですが、この編み図は日本からもたらされたものと言う紹介がありました。
私も英語のかぎ針編みに慣れるため(?)英語で書かれた編み方を読みながらモチーフを1つ編んでみました。パリジャン・スクエアと言う名前がついています。
編んでみると・・・編めないことはないのですが、やっぱり編み図があったほうがスムーズに編めます。
なので、編み図に描き起こしてから編んでいました^^;
編み図の有難さを改めて感じました(笑)
そしてもう1冊はパターン集です。
棒針編み・かぎ針編みだけでなく、アフガン編みの模様が載っているのも嬉しい!
こちらはかぎ針編みのパターンです。
これがアフガン編み。
アフガン編みのパターン集はあまり見かけないので、貴重な感じがします。
この雑誌は、私にとっては持っているだけで嬉しくなるようなものなのですが、やはり利用してこそ価値があるとも思うので、いつか作品作りに役立てていけたらなと思っています♪