YouTube に動画をアップしていると、

「今まで棒針編みには興味がなかったのですが、やってみたいと思うようになりました!」

と言うようなコメントをいただくようになりました。

確かに棒針編みって、かぎ針編みよりとっつきにくいというか、なんとなく難しいイメージがありますよね。

編み図も慣れるまでは分かりにくいし・・・。

でも、棒針編みでしか出せない風合いや手触りの編地があるし、個人的には棒針編みのほうが自由度が高い作品を作ることができるというか、やっぱりウェアなどの大作を編むなら棒針編みもできたほうがいいな~と思います。

それに何より、棒針編みって楽しいです!乗ってくると気分が上がります(笑)

そこで、棒針編みを初めてやってみようと考えている方が簡単に編めるような作品を作ろうと思ったのですが・・・

それってどんな作品だろう?と、結構悩んでしまいました。

と言うのも、せっかく作るのだからいくら簡単に編めるものでも使いたいと思うものを作りたいですよね。

かといって、簡単に作れるものって、得てしてシンプルすぎるものが多い気がします。

シンプルなのが悪いというわけではないのですが、せっかく作るのだから(以下略)

そこで、↑こんな風に違う太さの糸を2種類使って編んだり、引きそろえて編んだりすることで、編地が多少面白くなることを目指しました。

(ちなみにこれ、模様編みっぽく見えますが、表編みと裏編みを数段ごとに繰り返して裏編の目同士を違う糸ですくっているだけなので、超簡単です。)

そして技術的な問題以外で、どんな作品が一番いいのだろう?と考えた時、自分が一番最初に棒針編みにチャレンジしたときのことを思い出しました。

以前にもちらっとご紹介したことがあるのですが、私が初めてちゃんとした作品を作ろうと思ったのは、ホビーラホビーレのポンポンが付いた毛糸を使って編んだ、ガーター編みのマフラーでした。

https://cosythings.introvertful.com/little-knitted-pouch/

↑この毛糸を使って編んでいました。

ガーター編みだから簡単に編めるはずだったのですが、この作品は、結局完成には至らなかったんですよね。

今考えると、それもある意味当然だったと思います。なぜかというと、途中で挫折したから。

まず、マフラーはある程度の長さが必要ですよね。

ガーター編みは編み方こそ簡単ですが、編地に現れるまで時間がかかる編み方でもあります。

ただでさえ初心者は編むのに時間がかかるのに、完成まで先が見えないことに飽きて放置しました(笑)

それともう一つ問題があって、それは、手加減(ゲージ)が変わってしまったこと。

マフラーの編み初めと編み終わりでは、幅の長さが違うという、初心者あるあるを経験しました。

マフラーは棒針編みを初めて編む人にもおすすめされる作品ですが、私はこういった理由から、意外と難易度の高い作品なのでは?と思っています。

まあ、最終的には自分が編みたい作品を編むのが一番いいと思うのですが、挫折しにくい作品と言うことを考えると、やっぱり最初はサクッと編めるもののほうがいいのではないかと言う結論に至りました。

で、そう言う作品は何かと考えた時、一番最初に頭の中に浮かんだのは、帽子でした。

輪編みは一見難しそうに思えますが、基本的には表編みだけでぐるぐる編んでいけばいいので、輪にしてしまえば意外と難しくない。

小さい作品なのでゲージが多少狂っても目立ちにくいし、何より早く仕上がる。(=とりあえず作品を完成させることによって達成感が出るので、次にまた何か編んでみようというモチベーションにつながる。)

編み図も表から見たとおりに描いてあるので、偶数段・奇数段の区別をしなくてもよいのが、初心者にとっては分かりやすい。

などなど、初心者向けの棒針編みの作品として、いいことがいっぱいあります。

ただ一つ問題があるとしたら、帽子は人を選ぶという所でしょうか。

かくいう私も、普段帽子をかぶることはほぼないので、編んでも正直・・・^^;

でもやっぱり、初心者が初めて編む作品の一つとしてはかなりおすすめなので、帽子の編み方を解説することに決めました!輪編みの練習にもなるし。

と言うことで、さっそく試作品を作っています!先日購入したダイソーの糸ですが、なかなかいい感じ!

他に、棒針編みを初めて編む方向けの作品でおすすめのものがあれば、ぜひ教えてください^^

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投稿者 よもぎ

「棒針編み初心者が初めて編む作品として、一番ふさわしいものは何だろう?と考える」に2件のコメントがあります
  1. 初めてコメントを残しますが、いつも更新を楽しみにしている趣味ニッターの一人です。

    初心者向けの編み物作品というと、作品を完成させ達成感を得るには短時間で仕上がるものが一番ですから、輪編みを含めるなら個人的にはCowl(スヌードより短い首回りの小物)を推します。デザインにもよりますが、基本的には表編みや裏編みだけで、減らし目も増やし目もなく、最後の伏せ目をすれば作品ができあがる、という点が最大の理由です。また、平編みでもマフラーよりは短くてすんで綴じるだけですし、何より、少量の毛糸で完成できる点も理由の一つです。

    よもぎさんのブログ記事には本当にお世話になっていて、とくに現在イギリス在住なこともあって、イギリスブログのBootsオリジナル化粧水の記事は大助かりでした。いまじゃ手放せない化粧水です。また、編み物も、ちょうどよもぎさんがブログで取り上げてらっしゃったものと、自分がはまって取り組んでいるものが同じだった時期がかなりあったので、共感を持って記事を拝見し何度も参考にさせていただいてます。
    これからも更新を楽しみにしています。

    1. nittipomfritti さん

      初めまして!コメント&アドバイスありがとうございます!

      やはり、カウルはいいですよね~。インスタでもカウルをオススメいただいたので
      帽子の次はカウルにしてみようと思います!
      個人的に、巻物系は編んでいて楽しい作品が多いので、後々は模様編みなどを入れたものを編んでいきたいと思っています^^

      ブーツの化粧水、地味にいいですよね!!(ちょっと香りがマダム風味ですが、私は大丈夫でした。)
      ヨーロッパって、あんなに乾燥しているのに保湿系の化粧水がほとんどないというのは驚きじゃないですか?
      私は日本から持って行った化粧水が切れてからブーツの化粧水に出会うまで、肌が今までにないほど荒れたので、
      保湿って重要なんだな~とその時痛感しました。

      参考にしていただける記事かどうか微妙ですが、共感していただけてうれしいです^^
      これからも、どうぞよろしくお願いします!

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