トップダウンで編むラグランセーター、ネック周り~袖、身頃の編み方

トップダウンで編むラグランセーターの編み方、第4回目です。

https://cosythings.introvertful.com/how-to-knit-a-top-down-raglan-sweater-01

↑第1回目をご覧になりたい方はこちらから。

今回は、ネック周りにゴム編みを編み、袖を輪編みで編んでいきます。

少し難しい部分もありますが、ここを乗り越えたらあとは完成に向かってひたすら表編みをするだけなので、頑張ってください!

↑今回も、編み方のポイントとなる部分を動画で解説してみたので、参考にしていただければ幸いです。(前回と同じ動画です。)

ネック周りをゴム編みで編む

ネック周りは4㎜の針で編みます。(動画 13:33~)

編む順番は、次の画像の通りです。(クリックで拡大します。)

まず、back-of-neck で作った別鎖の作り目をほどき、56目拾い目をします。

次に、ネックのカーブの部分からの拾い目をします。

目数は適当ですが、私は大体、2段おきに1目くらいの間隔で拾い目をしています。今回は、10目拾い目をしました。

次に、front-of-neck の部分の別鎖の作り目をほどき、目を別の針に取ります。

そしてこの12目を表編で編んでいくのですが、この時、目数が12目ではなく13目になっていると思うので、最初の目を左上2目一度で編んで、全体の目数が12目になるように調整します。

そのまま残りの11目も編んで、今度は逆側のカーブから、先ほどと同じ数(10目)拾い目をします。

目数リングを挟んで、ここまでがネック周りの1段目になります。

2段目からはゴム編みを編んでいきます。私は今回、7段編みましたがお好みで増減してください。

ちなみに、2目ゴム編みを編む場合は全体目数が4の倍数になっている必要があるので、もしもなっていない場合は要調整です。1目ゴム編みの場合は、偶数であれば大丈夫。

最後は2目ゴム編み止めをしますが、難しいようでしたら伏せ止めを緩めにするか、以前靴下編みの動画でご紹介した、伸縮性のある伏せ止め(JSSBO)でもいいと思います。

袖を編む

最初に作成した設計図をもとに、袖を編んでいきます。(動画 20:57~)

袖周りの編み方は言葉で説明するとややこしいので、動画を観て編んでみてください。

また、脇下の穴が目立ちにくいような編み方を YouTube で解説してくださっている方がいたので、その動画をご紹介します↓

最初の段が編めたらわかりやすいように、 Underarm Stitches の中心(4目目)に目数リングをいれておきます。以後、ここが新しい周の始まりになります。

次は2周目ですが、2周目から29周目までは減目なしでぐるぐると輪で編んでいきます。

ヨーク部分を編んだときのように、バツ印を書きながら編んでいくと、今自分が何周目を編んでいるかわかりやすいです。

30周目、周の初めで右上2目一度、周の終わりで左上2目一度をして2目減目します。(動画 : ~)

補足:動画では上記の方法で説明していますが、個人的に、周の終わりで左上2目一度→次の周の初めで右上2目一度のほうがきれいに仕上がる気がしています。お好みで好きなほうを選んでください。

このように、設計図に従ってどんどん編んでいきます。

最後まで編めたら、4㎜の針で2目ゴム編みを7段分編み、伏せ止めをして完成です。

もう片方の袖も同様に編んでいきます。

身頃を完成させる

袖が完成したら、最後に身頃を編みます。

身頃は、計算上は118周編みますが、袖と身頃を分ける時点で50段編んでいるので、その分を引いた数の 68周をぐるぐると編んでいきます。

ブロッキングの方法にもよりますが、完成品は少し縦に伸びるので、気持ち短めでもいいかもしれません。

編んでいく途中で試着をしながら確認してみてください。

こんな感じで、ラグランセーターが編みあがりました!

この後はブロッキングをしますが、私は100均で買ったツッパリ棒(120㎝なのでちょっと短い^^;)に、Tの字につるしてブロッキングをしています。↓こんな感じw

編目が整って編地も落ち着くので、ぜひブロッキングまでしてみてくださいね。

ブロッキングの方法は、以前靴下のブロッキングでご紹介した方法と同じです。

セーターは絞らず、押すようにして水を切り、タオルにくるくるっと巻いてさらに水気をとってから陰干ししてください。

↑ブロッキング後のセーターがこちらです。やはりブロッキング前と比べて編地が縦方向に伸び、身幅43㎝が41㎝、着丈47㎝が51㎝になりました。(ネック周りや袖はほぼ設計図通りでした。)

設計図通りのサイズに仕上げたい場合は、ブロッキングを平らに行うといいと思います。


トップダウンで編むラグランセーターは、最初こそ少しややこしいですが、慣れると感覚的に編める部分が出てくると思うので、応用が効きやすい編み方だと思っています。

編み方を覚えたら模様編みなどを入れて、ぜひオリジナルのセーターを編んでみてくださいね^^

ここまでお読みいただきありがとうございました。

質問、疑問などありましたらコメントぜお知らせください!

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投稿者 よもぎ

「【とじ・はぎなし!】ネックから編むトップダウンのラグランセーターの編み方 その4(最終回)」に2件のコメントがあります
  1. はじめまして。
    検索よりこちらにたどり着いた者です。
    問い合わせokとの事でご連絡させて頂きました(^^)
    実は私も今ラグランセーターを自分で製図して編んでいるのですが、最後の最後、首回りのゴム編みでつまづいております。
    教本ではゴム編みもゲージをとり、首回りの長さを掛けて拾う目数を出すと書いてありますが、ゴム編みのゲージ自体が不安定ですよね…
    こちらではネックの曲線部分は2段ごとに一目拾うとありますよね。これは、ちょっと言い方が悪いのですか、大体でもいい、行ける、と言うことですか?伏せ目部分、休み目部分は全部拾うとするとして。
    もしよろしければその点について教えていただけますと幸いです。
    どうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m

    1. ともさん

      編み物から長い間離れていて、
      お返事が大変遅くなったことをお詫びします。

      首周りの目の拾い方ですが、私はなるべく規則的に見えるように
      目を拾っています。
      おっしゃる通り、本当は計算方法とかあるみたいなのですが
      ちょっと大変なので
      目分量で左右対称になるように大体の目数を拾っています。

      あまり役に立たないコメントですみません。
      どうぞよろしくお願いします。

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