編みこみ模様の図案集。編みこみ模様を編むにあたって大切なことの解説も詳しく載っている良書です。

ALTERKNIT STITCH DICTIONARY 200のモダンな編み込み模様 と言う本を、母が購入したみたいなので読んでみました。

この本は、カナダ人のニットデザイナー、アンドレア・ランゲルさんと言う方の本の日本語版のようです。

200もの編みこみ模様のほかに、編みこみ模様のパターンを使った作品も何点か収録されていて、模様のサンプルは アマゾンの「なか見!検索」で見ることができますよ!

alterknit/オルタナティブニットという本のタイトルにふさわしく、全体的にモダンで新しいデザインの模様が多いです。例を挙げると、幾何学模様のパターンや動物、昆虫、果てはゾンビのパターンまで、パンチが効いたものがたくさんあります。

ヨーロッパ的と言うよりは北米っぽい印象を受けました。(「北米っぽい」の定義を説明せよと言われると難しいけど (笑))

あ、あと方眼に描かれているパターンなので、クロスステッチにも使えると思いました。刺繍をするかたにも参考になる本だと思います。

また、この本のすごいところは本の前半、約20ページにわたって編みこみ模様を編む際に気を付けるべきポイントなどが細かく説明されているところです。

しかも、無味無臭の解説ではなく、著者の方の考えはこうだけど、これが必ずしも正解ではないし、どうにでもできるよ、と、読む側にヒントを与えてくれているようで、思わず「なるほど~」と思ってしまうような場面がありました。

こういう本は読んでいて楽しいです。単なる図案集と言うよりは、これ1冊で、初めて編みこみ模様を編む人でも綺麗に編めるように考えられている本だと思います。

個人的には、色について、渡り糸について、スティーキングについて書かれていたことが特に参考になりました。

ゲージをとるためのスワッチを編む方法については、私も以前やってみた方法が紹介されていたのですが、著者の方は、こちらではなくもう一つ紹介されていた方法のほうが好きだそうです。たぶん私も、そちらのほうがやり易いと感じると思う。

そして、この本には編みこみ模様のパターンを使用した作品の編み方が5点掲載されているのですが、私は中でもカウルの作品に興味を抱きました。

筒状に編みこみ模様を編むだけの簡単に編める作品ですが、編みこみを楽しむには最適かも!

最近、首に巻くものばかり編んでいますが、こちらも次に編みたい作品の候補に入れておこうと思っています♪


編みこみ模様って難しい印象がありますが、この本に書かれている基本的な編み方をよく読んで、簡単な模様から数点編んでみたら、きっときれいに編めるかもという気持ちにさせてくれるような本でした。

練習がてら、気に入った模様のスワッチを編んでみようと思います^^

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投稿者 よもぎ

「【編み物本】”alterknit STITCH DICTIONARY 200のモダンな編みこみ模様” レビュー」に2件のコメントがあります
  1. この本、Amazonのリストの内容からAmazon大先生によくおススメされるんで、気になっていたんです(^O^)
    でも編み込みしないしなぁと気にはなりつつそのままだったんですけど、クロススティッチにも使えるなんて、なんか欲しくなってきちゃったなぁ。。。あ、クロスステッチもいつかやりたい事リストの上位に入っているんです(笑)

    1. ひろこさん

      編みこみって、なんとなく敷居が高く感じるのは私だけでしょうか^^;
      でも、この本に出てくる模様を見ているうちに自分でもいくつか編んでみたくなって、今スワッチをせっせと編んでいます。

      そうなんですよ~!正方形のマスに描かれている図案なので、クロスステッチにも応用がきくはずです!
      私もクロスステッチ、いつかやりたいと思いつつ手を付けていません(笑)

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